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2006.02.10

とげ抜き

▼雑誌「群像」2月号から連載がはじまっている、伊藤比呂美氏による、長編詩がすごくいい。たらたらたらりと、親の介護、一時帰国で子どもを小学校に通学させていること、などが現実的に暗くなく語られている。カリフォルニアで入院している夫と電話でとある約束をするのだが、ものすごく強い念のこもった誓約。でも、そのそれぞれの言葉が悲観的でない。育児エッセイから読み始め、いま親子の介護を読むことで、これまでの時間の経過を感じました。長編詩タイトルは「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」

ちっちゃな石の胸や腹。
きよらかな水をかけながら。
苦を。
ごしごしと洗い流そう。

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