ロバの絵本
ロラン・ド・ブリュノフの『アナトールさんのロバ』(ふしみみさを訳/青山出版社)が届いた。父親が描いたババールをひきついで、いまやすっかり、ロランがババールの作家として認知されている。でも、ババール以外の、純粋にロランが描いた絵本もとってもいい。ババールよりいいと思う。といっても、そう教えてくれたのは、訳されたふしみさん。私自身、ロランになってからのババールよりジャンの時の方が好きで、交代してからはほとんど読んでいなかったのだけど、オリジナルはいいのよといろいろ教えてもらった。
これは原書刊行1963年の作品。クリーム色でちょっと横長。ロバを愛おしくなでているのが、アナトールさん。今日はこの絵本を子どもたちに読んだ。最後の展開に、ちびちゃんがまっさきに「あー、よかった」と安心していた。そう、そんな絵本。
コメント