ミスター・チャイナ
ティム・クリソルド著 / 月沢 李歌子訳
ノンフィクション。著者は北京に2年留学したときにその国のもつ熱気に魅せられ、ウォール街の投資家と組んで、投資ファンドを立ち上げる。しかしながら、その道のりの起伏は、想像以上に大きかった。
すごい。巨大な投資資本が集められたかと思うと、それがどこにどう使われていくか。国民の気質は英米人とは大きく違い、片側からみると不可解としか思えないことが次々とおこる。それでも著者は中国から離れないのだ。ミステリを読んでいるように、先を知りたくなり、お金の行方、人の行方が気になってしかたなかった。ぎゅっと集中して読んでいるとずいぶん肩に力をいれていたらしい。すごい国だ。本当に中国は大きい国だ。読み終わってしみじみそう思った。
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