国語の教科書とは
最新号がでているので、これはそのひとつ前の号。対談記事の〈石原千秋・斎藤美奈子 「道徳」よりも「リテラシー」を! 国語教科書を何を教えているのか〉、おもしろいです。
あれこれ引用したいのですが、最後の会話だけ。
斎藤 小説の設定やストーリーをどこまで出すか、どこで止めておくかという「寸止め加減」は結構難しいんですよね。ただ、そういうお話かをまったく書かないで書評と称するのは仕事をしていないような、手抜きな感じがしてしまう。実はストーリーをまとめる作業が一番面倒なんですから。批評的な言辞を弄している部分だけが目立って、コツコツと内容を紹介している地味な作業は、評価されにくいのですが。
石原 「この先を読むと面白いぞ」というところで止める加減が一番難しいんですけれども、そこをやらないで罵倒するような批評がいまは多すぎると思う。
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