ゆく年
今年も 1day1book を読んでくださりありがとうございました。
みなさまがよいお年を迎えられますよう。
大晦日の食卓は家族でゆっくりといただきました。
できたてのこづゆ、ひたし豆と数の子、五分つきご飯、お刺身(サーモン、まぐろ、たこ)、身欠きニシンと筍の煮物。
お正月用に、伊達巻き、黒豆、田作り、柚子なます、銀だらの煮物の準備が整いました。あと、えびの旨煮をつくる予定。
大人はこれからハートランドを飲んでくつろぎます。あ、年越しそばも、つくらねば。
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今年も 1day1book を読んでくださりありがとうございました。
みなさまがよいお年を迎えられますよう。
大晦日の食卓は家族でゆっくりといただきました。
できたてのこづゆ、ひたし豆と数の子、五分つきご飯、お刺身(サーモン、まぐろ、たこ)、身欠きニシンと筍の煮物。
お正月用に、伊達巻き、黒豆、田作り、柚子なます、銀だらの煮物の準備が整いました。あと、えびの旨煮をつくる予定。
大人はこれからハートランドを飲んでくつろぎます。あ、年越しそばも、つくらねば。
『この庭に 黒いミンクの話』が届く。読了してから、文庫本『りかさん』に収録されている「ミケルの庭」を再読する。
物語は長くなると、深みや広がりがでてきて、読者はよりその世界を歩きまわれる。
『からくりからくさ』でマーガレットの人となりを知り、ミケルの誕生を読むと、「ミケルの庭」の世界がよくわかり、そして、『この庭に~』につながる、庭の話がみえてくる。
昨日、「文藝春秋」1月号に掲載されていた、吉本隆明氏の子どもと親に関する文章を読んだ。ミケルの母であるマーガレットの存在感、同じ家に住む3人の女性たち、その大人の女たちとミケル(女の子)の関係につながるものを感じた。
今年もあと数時間。
読み納めは、昨日届いた『ラーマーヤナ』、素晴らしかった。
コンビニで『PLUTO』の4巻を発見、うれしい。芋焼酎と一緒にお買いあげ。さくっと読む。早く次の巻でないかな。
先日のひどい強風で木っ端みじんになったポストが新調され、夜、そのポストにうれしい到着本が。『ラーマーヤナ』の美しい装丁にひきこまれるように読み始める。暮れの幸せ。
昼ご飯は、さんまの蒲焼き丼とワカメスープ。夜ご飯は、小イカの刺身、一口餃子、五分つきご飯、おみそ汁(玉ねぎ、卵)。
ニラレバ、すっごくおいしくできて満足。ほかは大根ツナサラダ、カニかまも少しいれてサウザンドレッシングで食す。ごぼうとひじきのピリ辛炒め(これは昨日の残り物)、卵とワカメのスープ。五分つきご飯。
今日は、あられが降ったり、雷がなったり、それはにぎやかで寒々しい天気でした。雪もうっすらつもり、強風で木製ポストが木っ端みじん。ただいま、つれあいが新しいのを作成中。明日に間に合うでしょうか。しかし、ヘンテコリンな天気です。
お正月料理用の買い出しをだいたい終わらせる。あとは生ものを少し買い足しすればいいかな。
昨夜は「ナショナルジオグラフィック」最新号、ドバイについて書かれた記事について、つれあいとひとしきりおしゃべりした。すごい人口島だ。
リンドグレーンの『やかまし村はいつもにぎやか』、少年文庫の新刊が届く。今回は長谷川摂子さんがエッセイを寄せている。力のこもったメッセージに、やかまし村を再読しようと本を探しまくるが見つからず。なので、注文しました。
やまねこ翻訳クラブの喫茶室掲示板でフィリッパ・ピアスさんの訃報を知りました。今月の21日に亡くなられたそうです。86歳。
『トムは真夜中の庭で』が有名ですが、私は『サティン入江のなぞ』が好きでした。『トム~』を子どものリアルタイムで読めずに大人になってから出会ったからかもしれません。『サティン入江~』は、容赦なく、大人のそれも女性の心理を深く鋭く、そしてあたたかく描いていて、初読以来、大事な本になりました。手元に置きたいと願った時は品切れが長く続いていて、当時、よく本を注文していた、児童書の専門店の方が一冊だけ入った時に連絡をもらい家の棚に入りました。いまは入手できるようですね。
本は残るけれど、物語を紡ぐ人が逝かれるのはとても寂しい。ご冥福を心から祈ります。
楽しみにしていた、Barnes & Noble のスタッフが選ぶBest10 。
小説部門はきっと昨年のように marginalia さんのところですると信じて、私は児童書部門をば。
1位はセンダック初のポップアップ絵本の"Mommy?"。
でてくる言葉はたったひとこと"Mommy?"だけ。
センダックが幼い頃、まわりがすべてここに出てくるような、モンスターに思えたとインタビューで語っています。
壊れやすいポップアップ絵本をどう思う?という質問に、「気にしないよ。もう一冊買ってもらえればいい」という洒落た(?)答え。確かに、わが家の本もすでに一部破損しています。インタビューをネットで聞いている時に、破損しているのを見つけて、苦笑してしまいました。
子どもの園にも置いてみたところ、1歳児でよく図書コーナーで本を読んでいる男の子に見せたら「こわい!」と大泣き。ところが2歳児クラスの図書コーナー常連の子どもたちには、とても喜んでました。うちのちびちゃん他、2人のお兄ちゃんもこの絵本はおもしろいと喜んで見ています。怖さとおもしろさ、その境目はなかなか興味深いものがあります。
NY Timesの2006Best Illustrated Booksでもこの絵本は選ばれています。B&Nと重なっているのは"Mommy?"一冊だけでした。
"Angels and Wild Things"を読了された人たちの感想を聞くにつけ、この本を来年こそ読みきりたいと思う、年の暮れ。
一昨日は、家族で友人宅にてクリスマスパーティ。気心知れた友人家族と子どもは子ども、大人は大人でおいしいお酒を交わしながら、食べ物をつまみ、ケーキをしこたま食べる。
次の日は、さすがにゆったりと。朝は一昨日に残ったものを持ち帰り、それを食べる。昼はあったかいおうどん。午後から、つれあいが石釜を久々に稼働させてメイン料理のローストチキンづくり。塩水につける――brine してから作ったおかげで、ジューシー、パリパリであっという間にみなのおなかにおさまりました。写真はこのブログ右下のフォトに載せてあります。その他は、野菜たっぷりのコンソメスープに、オルチョとバジルのシンプルパスタ。
そして、今日から平日。夜ご飯は、五分つきご飯、おみそ汁(なめこ、長いも)、肉団子と野菜炒め、麻婆豆腐。長いもは、北海道の実家から送ってきてくれたもの、ほくほくしておいしかった。
真理
噛みしめれば噛みしめるほど
この世は美しいものです と
リーダーに書いてあった
私は学校から
いつものようにはだしでかえった
ひからびた畑で
ごくつぶしのおじいさんがこっそり
ひからびた蕪を抜いていた
――噛みしめれば噛みしめるほど
この世は美しいってほんとかい?
骨と皮だけのおじいさんは云った
――そのとおりだよ ジャック
そして歯のない口をあけて
蕪をかじった詩:天野忠 未刊詩集〈続・掌の上の灰〉より
昨日は冬至。ゆず湯を準備したところ、「お金持ちになったきぶんだー」「いつまでも、体がポカポカする」「いいにおい!」と子どもたちがみな喜んでいた。
私も入ってみたら、確かにリラックスできる。いいにおい。
今年もあとちょっと。元気に新年を迎えられますように。
そうそう、毎年手に入れているカードサイズの1年カレンダーが、どこの書店に行っても見あたらなくて困っていた。欲しいと思っていた気持ちが通じたのか、ようやく今日、書店のレジで見かけた。うれしいな。
ピーター・ラビットのおはなしを読み返すのは何度目でしょう。
小さい時は『こわいわるいうさぎのはなし』や『モペットちゃんのおはなし』をよく読み、すこし成長してくると、1巻から読み始めるのです。
下のちびちゃんも、お兄ちゃんたちの影響で、字(らしきもの)を書いたり、絵本をよく見ています。いま、まんなかの子が本棚からピーター・ラビットの話を順番にひきだして読んでいるので、夜ねむる前に、私も一緒に読むようになりました。
今日は上の子も一緒に3人で『フロプシーのこどもたち』を聞いてくれました。
小さい絵本に、きれいな絵ときりっとした文章でテンポよくすすむこの物語は、読んでいながらにして惹きつけられます。何度読んでも、マグレガーさんとおくさんのやりとりはおもしろく、しかしその以前のフロプシーのこどもたちが袋にいれられるのを読むと、ドキドキするのです。
「あー、おもしろかった。おやすみ」と言ってお布団に入っていった子どもたち。「あしたは次のおはなしね」とリクエストも忘れません。
『時間のない国で』(上下) ケイト・トンプソン 渡辺庸子訳 東京創元社
少年JJは、母親の誕生日プレゼントのリクエスト「ふつうの時間がほしい」をかなえてあげたかった。だからそれを時間を買いに出かけることにした……。
時間をめぐるミステリっぽいものかと想像していたのですが、なんとも牧歌的な物語。各章ごとにアイルランドの音楽が楽譜つきで紹介されています。読んでいると、これらの音楽を聴いてみたくなってきて、さっそくネットで midi を聴いてみると、なんと楽しいことよ。このお話、この音楽つきで読むとよりいっそう楽しめます。
原題は"The New Policeman"、新米警察官は楽曲のタイトル名でもあり、もちろん物語にも登場していますよ。
派手な展開はなくて、終始ゆったりした流れですすむ物語を、私ものんびりと味わいました。
"The New Policeman"の midi はこちら 。
その他、いつも参考にさせていただいている marginalia さんのこのポストからぜひ他の曲も聴いてみてください。
昨日の夕ご飯、五分つきご飯、みそ汁(大根と油揚げ)、モツ炒め(ネギ、ピーマン、ニンジン入り)、鮭のホイル焼き、マカロニサラダ。
ホイル焼きは久しぶり。バターと塩胡椒、柚子も少し。ホイルをあけた時に湯気がほわっとなるのがうれしいおかず。子どもたちも夢中になって食べていた。
今日の夕ご飯、五分つきご飯、ニラ玉汁、高野豆腐と豚コマのしょうが炒め、長いもの海苔あえ、ハモの梅肉あえ。
ちびちゃんのお気に入りは長いも。こればかり食べて三角食べできないので、上のお兄ちゃんたちに何度も注意されていた。まんなかの子はニラ玉汁。上の子は高野豆腐と豚こま。なぜか重ならず。
ようやくクリスマスカードを送付。ほんの数通なのだから、来年こそ早くだそう。カードそのものは、先月から準備していたのに。
昨日読んだ『獣の奏者』(戦蛇編・王獣編)、すっごくよくて、久々にトリップ状態で夢中になった。
ルイス・サッカーの名作『穴』が文庫化。単行本で刊行された時に夢中になって読んだ本をあらためて再読する。読み出すと止まらない、物語のもつ、めくるめく展開。昔話の語りのように、あっさりとコクのある口調でスタンリーの活躍が読めるのは、なんて楽しい!
本当にことを言っているのに、それは嘘だと決めつけられ、少年達の矯正キャンプに送り込まれてしまうスタンリー。キャンプ施設では何をやってここに入ったんだという質問に、嘘の答えを言うが、それも本気にはしてもらえない。本当の事を言っても、嘘を言ってもどちらもダメ。そしてキャンプ場でやらされることは、ひたすら穴掘り。
「毎日ひとつ穴を掘る。土日もだ。穴は筒状。大きさは、直径1.5メートル、深さ1.5メートル。シャベルが物差しがわりになる。」
言われたとおり、掘って掘って掘った。スタンリーは穴掘りしながら何を得ていくのだろう。
スタンリーの父さんと母さんがどうやって知り合ったかという、ささやかで大事な話がきれいに物語にとけあっている。スタンリーのキャンプ話と並行して語られる物語はどれもそれひとつで独立して楽しめるほど完成されている。それらが、でこぼこせずに、どの話ともつながり、ぴたっと着地するラストがすばらしい。おもしろい物語というのは、こういう風に書かれたもの。こういう風がどんな風かはぜひ読んでみて。文庫本、税込み620円です。
『穴』の文庫本表紙は、単行本と同じく出久根育さんによるもの。単行本とはちょっと変わってます。
帯に掲載されていた、うれしい新刊お知らせと共に『穴』ワールドをさらに楽しめる2冊を。
『道 ROAD』(幸田敦子訳)+"SMALL STEPS"(邦題未定)2007年初夏単行本刊行予定 (金原瑞人・西田登訳)
前者は、『穴』に登場するスタンリーによる人生サバイバルガイド。
後者はキャンプでスタンリーと同じ班だった〈脇の下〉のその後を描くいたもの。〈X線〉も登場するらしい。
ところで、翻訳者の幸田敦子さんが訳されたものはどれも素敵なのですが、幼年ものでおすすめは『わんぱくピート』(あかね書房)。4歳の少年ピートの、毎日がピカピカ光っています。とうとう、わが家の一番ちびちゃんもピートの年を越えてしまいました。
数日中には、最新号が店頭に並んでいるタイミングでの紹介になったのですが、ようやく手にいれました。地元の書店2か所まわって、取り扱いがなく、取り寄せましょうかとの声もかからず、3軒目で見つけました。500円くらいの雑誌はできればネットではなく、リアル書店で買いたいと思うのですが、なかなかむずかしい。
「フィガロ・ジャポン」、お目当ては今年のベスト10冊。新聞欄でも、PR誌でも、今年の3冊などなど、年末恒例のベスト本紹介。でも人によって自分では手にとらない本が読める楽しみがあり、ついつい読みたくてたまらなくなってしまうのです。
今回も探し出したかいはありました。作家へのインタビュー記事も読みごたえがあり、いま人気作家である70年代以降に生まれた作家たちのミニミニインタビューについているポートレイトを見ていると、あたりまえですがみな若くて、そして美しくかっこよい。本にからめた記事は大きいものも小さいものも、読みたいと思う本がありました。
『ペルセポリス』でファンになったサトラピの『刺繍』、ずっと読みたいと思っていました。最近、ようやく読了。おもしろかった。表紙に出ている、女、女の面々と刺繍がどうつながるのだろうと思っていたら、ほう、こうきたか。
女同士でかしましく語られる茶話会での様子。サトラピの絵と共に、ミもフタもない内容に吹き出しながら読んでしまいます。「陰口をたたく、これは心の換気よ」という胸がすっとするようなセリフをはじめ、小気味よい陰口から男女のあれこれやら。あー、おもしろかった。
シチュエーションは違いますが、もう何年前に面打ちを習っていたのですが、その時に一緒にやっていた人たちは、ほとんどが男性。女性は私ともう一人、私より年上の方でした。年配の男性方たちの話すことは、ちょっとこの『刺繍』に通じるものがあり、思い出しました。「歯が何本残っているか」に始まり、定年後にどれだけの習い事で一週間がうまっているか、そして男女のあれこれも。同年代や会社では聞けない話が耳に入ってきて、面打ちの楽しみとは別のおもしろさがあったのです。
そのサトラピの絵本が英訳されていることを、marginaliaさんのサイトで教わりさっそく注文。
むかし、あるところに Marie という女の子が住んでいました、という昔話調ではじまるお話は、夜な夜なベッドに訪れるお化けに悩まされるMarieが描かれます。ペルシャ生まれだから根っからの語り部なのというサトラピらしく、話がしっかりしていて読ませます。絵は、小説の絵より少しシンプルに、色はくっきりはっきりしていて、太い黒い線で縁取りされています。ラストのおちも昔話的でした。
劇団Studio Life12月公演「銀のキス」
脚本・演出 倉田淳
12月7日(木)~17日(日)
北千住シアター1010
詳細については、劇団Studio Lifeのサイトをご覧ください。
翻訳者の公式サイトはこちら → ■
私がメールマガジン「月刊児童文学翻訳」(やまねこ翻訳クラブ発行)に書いた邦訳レビューはこちら → ■
昨日で少しひとだんらくしたものがあり、今日はせっせと次のために周りの片づけをする。シュレッダーでびしばし整理し、ゴミ袋をパンパンにする。
子どもたちのごちゃごちゃしたものの中に、白紙の宿題用紙やらが見つかり、帰宅したらすぐわかるところにディスプレイしてみた。
まんなかの子どもが書いたポケモンの話もでてきて、これがおもしろい。ぬりえ帳をなぞって描いたポケモンの絵に、物語のようにページを繰る形で紙をテープで留めて話が書かれてあった。
ある日、ピカチュウは元気です。ピカチュウは朝ごはんをたべたあときもちよくそとにあそびにいきました。ピカチュウは、あそびにでかけに、いきました。ピカチュウはあるいていきました。
ピカチュウはまいにち元気です。しかもついてます。なんでかとは、はれているからです。
親ばかですが、この楽天的な「ついてる」に大笑い。帰宅したつれあいにも読んで聞かせてまたまた大笑い。笑ってもらって満足の子どもでした。
夕ご飯をつくるとき、子どもたちの給食内容をみて、そこに書かれているその日に食べてほしい項目を参考にしています。今日は小学校が「さかな」。ちびちゃんの園では「豆」でした。なので、いわしのフライに、炒り豆腐というメニューに。ほかは、五分つきご飯。おみそ汁(白菜、はんぺん、セリ)。マヨネーズにきざみピクルスをまぜてタルタルソースにしてフライを食べました。おいしかった。炒り豆腐もしっとり上手にできてこちらも好評。
昨日は終日留守にしていたので、夕ご飯はつれあいがつくりました。台所に立つなり、まんなかの子が「今日はカレーがいいな、カレーにして」と言い、上の子は「前につくってくれた、あんのかかったご飯がいい!」とリクエスト。が、メニューはチャーハンと決めていたのでそれらはあっさり却下。うす味でチャーハンをつくり、豚丼風に豚肉を甘じょっぱく焼いてチャーハンの上にのっけたもの。大好評、もっと食べたいもっと食べたいと、つれあいのごはんを子どもたち3人それぞれスプーンに1さじ分だけ取ってまで食べたとか。
真っ赤な表紙が書店でとっても映えます。ということで買いました。読みたい本、読まねばいけない本はつねにあれども、雑誌の魅力と書籍の魅力はまた別物で、ついつい今月もこれ以外にもあれこれ手にいれてしまってます。 新潮社からの創刊雑誌「ヨムヨム」は、文字も大きいものが多くゆったりした行間で、ぱらっとページを繰った時に目にやさしく印象的に入ってきます。
梨木香歩さんの「家守奇譚」は既刊本に収録されていない新しいものものについて書かれ、江國香織さんは、石井桃子さんが訳された「小さい牛追い」(マリー・ハムズン作)についてエッセイ「ここに居続けること」と題して書かれています。
アメリカ小説はカート・ヴォネガットの作品を浅倉久志訳で、レベッカ・ブラウンの作品を柴田元幸訳で。
連載で楽しみはいしいしんじさん。今回は直島町について書かれていて、最後の一文にえ!とびっくり。どうなるのかしら。そうなるのかしら。
ほか、手元にある雑誌を紹介。
「文學界」のいま店頭に並んでいる1月号では、アリス・マンローの新刊が来春刊行予定で、小竹由美子さんがせっせと翻訳されている記事が掲載されこちらもおすすめ。マンロー!
「四季の味」、秋号も熟読していないのにもう冬号がでてしまいました。この雑誌はゆっくり読むのが吉なので、お正月用に。
「うかたま」も2周年めに入りました。雑穀特集はほかの雑誌でも組まれるけれど、この雑誌ならではなのが、雑穀畑の様子。アマランサス畑の赤色が鮮やかでうっとり。冬の白いスープで特集されているあったかほかほかスープもつくりたいものずらり。
光文社のPR誌「本が好き!」の1月号では、今年読んだ「最高の一冊」が特集されています。森達也さんの一冊は読んでみなくては。少し前から出ている「クウネル」のムーミン特集も読みごたえありました。
トーベは島を愛する理由のひとつを「きっちり限られた島だから」と語ったことがある。
この島に取材した様子が記事になっているのですが、漆黒の闇がうつしだされ、ムーミンを書いた作家の静けさに思いを馳せました。ムーミンも再読しなくては。
先日こちらでもお知らせした『大人のファンタジー読本』ですが、さっそく訂正を。
梨木香歩さんの紹介記事を書かせていただいたのですが、デビュー作を『裏庭』と誤記してしまいました。正しくは『西の魔女が死んだ』でした。思いこみで確認不足の記述をしてしまい大反省です。教えてくださった方、本当にありがとうございました。そして大事に思われている作家の方についてまちがった情報を記してしまい本当に申し訳ありません。
増刷りの際には、訂正させていただきます。(増刷りになるといいのですが。)
とりあえず、更新、コメント、トラックバックが通常通りになったようです。
が、問題点の改善がなされていないので、またあらためてメンテナンスがありそうな気配です。その時はまたお知らせを出しますね。
2006年12月5日(火)10:00~12月7日(木)15:00の約53時間、ココログのメンテナンスがあるため、この間の更新、コメント、トラックバックの受付はできません。閲覧は可能です。
目当ての記事が読みたくて、地元書店をまわってみたけれど置いていなかったので、オンライン書店で購入。雑誌もオンラインで買えるなんて。便利になりました。
で、目当ての記事は内容的に知っていることばかりだったので、ちょっぴり落胆。でも他の記事がおもしろかったので、やっぱり手元にきてよかった。
地上で読む機内誌、ペーパースカイ。今回号の特集はロンドンなのだけど、おもしろかったのは、柴田元幸の文学旅行なのでした。折しも、この雑誌での短篇集をまとめたものが新刊として出たばかり。
今回号でとりあげた短篇タイトルは「!」の一文字。作者はリン・ディン。原文と並記して訳文が書かれていて、レイアウト、イラストすべてに調和がとれていて、極上の読み心地なのだ。
ホー・ムオイはまた、もし戦争が地上から書物を一冊でも消滅させてしまうなら、その喪失は無駄にされた生命すべてよりも大きいのだという迷信に(あるいは霊感に)囚われていた。一人の人間の死は、せいぜい三、四人の心に影響を及ぼすにすぎず、その意味は抽象的かつ感傷的なものでしかない。だが、一冊の書物の消滅はもっと具体的であり、全人類によって永遠に悼まれるべき大惨事なのだ。ひとつの社会の値打ちは、その社会が生み出した本の数によって測られる。……といったことを、実際に本を読んだことは一度もない人間が考えたのである。本などろくに見たこともなかったから、さまざまな本を区別しようもなかった。彼の頭のなかですべての本は等価であった。戦争こそ本を生み出す主たる要因ではないか、などとは考えもしなかった。戦争とは考える人間の大学である。
来年2007年3月に、この本を訳された石井桃子さんは100歳の誕生日を迎えられます。 あとがきに「新しく生まれ変わった『百まいのドレス』を、もうじき百歳の私から、若いみなさんに手渡すことができることを心からうれしく思っています」と書かれていました。 昨年からこの本の50年ぶりの改訳に取り組まれていたそうです。「岩波の子どもの本」から体裁をかえ単行本としての新版です。スロボドキンの絵もとても美しく再現されています。
1月には久しぶりの復刊『まぼろしの白馬』(グージ作)も少年文庫の新版で出されますし、春には、福音館書店と共同で「石井桃子さん100歳記念フェア」が計画されているとか。可能な限り多くの書目を年明け1~2月に復刊すると、岩波書店児童書編集部による「やかましネットワーク」に書かれていました。楽しみです。
ちびちゃんのお楽しみ会。朝方はみぞれまじりの雨が降っていた。新調した薄いクリーム色のワンピースを着て、ちょっとだけお洒落モードで園に向かう。
出し物はどれも派手さはないものの、日々の生活の中でいつも遊んでいるわらべうた、課業である「数(すう」や体育の様子がかいまみられるものばかり。ちびちゃんも「ことしのぼたん」を歌い、数では、なかなかほいというわらべうたと組み合わせて、ひもの中にいる子どもと外にいる子どもが、歌い終わった時どちらに何人多いかを答えるというもの。
どれが一番楽しい?と聞いたら「ことしのぼたん!」。帰宅してから私と2人だけでも何回か遊んで楽しんだ。2人は少なすぎるのだけど、それでも追いかけっこするだけでもおもしろく感じられる。アイヌの踊りの「バッタキ」もあった。これは動きも歌もユニークでおもしろく、いつか私も覚えたいと思っている。
大きな声で歌い発表していたちぃちゃん。終わったあと家族でカレー屋さんでカレーを食べて、「よくできたね」といっぱいほめた。
水曜日は柔道の日なので、スパゲティにしました。いつもと違う味にしようと考えて、キムチスパゲティに。上の子はだんだんキムチのような辛さを好むようになっていたので、どんぴしゃだったようです。イカとキムチをオルチョで炒めてスパゲティにあえたのですが、コクもあり、われながら満足です。
「これ、うまい、うますぎる。あー、なんで柔道の日なんだろう。おかわりほしい。だれかのこさないかなー」とホントにおかわりしたそうでした。
しかし、誰も残すことなく完食。くやしがってました。
昨日は、五分つきご飯。青梗菜といりこの卵スープ、大根と豚バラの炒め物、豆腐をニラ、塩胡椒、オルチョで炒めたもの。シンプルな豆腐がなかなか人気でした。子どもたちは、いつもどれが一番だったかを教えてくれるのですが、まんなかの子は「今日は全部!」と言ってくれました。ちなみに上の子は「豆腐!」、ちびちゃんは「だいこんと、にく!」
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