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2006.12.10

続くもの

オンライン書店ビーケーワン:yomyom Vol.1

 真っ赤な表紙が書店でとっても映えます。ということで買いました。読みたい本、読まねばいけない本はつねにあれども、雑誌の魅力と書籍の魅力はまた別物で、ついつい今月もこれ以外にもあれこれ手にいれてしまってます。 新潮社からの創刊雑誌「ヨムヨム」は、文字も大きいものが多くゆったりした行間で、ぱらっとページを繰った時に目にやさしく印象的に入ってきます。

 梨木香歩さんの「家守奇譚」は既刊本に収録されていない新しいものものについて書かれ、江國香織さんは、石井桃子さんが訳された「小さい牛追い」(マリー・ハムズン作)についてエッセイ「ここに居続けること」と題して書かれています。
 アメリカ小説はカート・ヴォネガットの作品を浅倉久志訳で、レベッカ・ブラウンの作品を柴田元幸訳で。
 連載で楽しみはいしいしんじさん。今回は直島町について書かれていて、最後の一文にえ!とびっくり。どうなるのかしら。そうなるのかしら。

ほか、手元にある雑誌を紹介。

 「文學界」のいま店頭に並んでいる1月号では、アリス・マンローの新刊が来春刊行予定で、小竹由美子さんがせっせと翻訳されている記事が掲載されこちらもおすすめ。マンロー!

 「四季の味」、秋号も熟読していないのにもう冬号がでてしまいました。この雑誌はゆっくり読むのが吉なので、お正月用に。

 「うかたま」も2周年めに入りました。雑穀特集はほかの雑誌でも組まれるけれど、この雑誌ならではなのが、雑穀畑の様子。アマランサス畑の赤色が鮮やかでうっとり。冬の白いスープで特集されているあったかほかほかスープもつくりたいものずらり。

 光文社のPR誌「本が好き!」の1月号では、今年読んだ「最高の一冊」が特集されています。森達也さんの一冊は読んでみなくては。少し前から出ている「クウネル」のムーミン特集も読みごたえありました。

トーベは島を愛する理由のひとつを「きっちり限られた島だから」と語ったことがある。

この島に取材した様子が記事になっているのですが、漆黒の闇がうつしだされ、ムーミンを書いた作家の静けさに思いを馳せました。ムーミンも再読しなくては。

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コメント

ぶなの木さん

息子さんも食べ物、料理お好きなんでしたよね。うちの次男もそうで、福音館書店から出た新刊の『料理図鑑』を図書館で借りたら、夢中になった「これを家の本にして!ぼくの本にして!」と毎日ねだられ思案中。
酒の粕汁、たしかに子どもより大人が好む味かも。お父様の思い出もこめられているのですね。ふはふはおいしそう~。

さかなさん、おはようございます。
面白そうな雑誌ばかりですね。本屋さんに走っちゃいそう。
うかたま、うちも届きました。私よりも次男が熱心に読んでいました。「雑穀っていろいろ使えるんだねー。」と感心し、その美しさにもびっくりしてました。で、さっそく、鮭の粕汁を作ってみました。
昨年亡くなった父の唯一作ってくれた思い出の料理でした。でも、私以外の家族全員「わー酒臭い、苦手」と、食べてくれませんでした。ショック!しかたなく冷凍にして毎日私が食べてます。おいしいのに!
母にぐちったら、「おまえだって子どものころは食べられなかったじゃない」と言われました。いつからおいしくなったのかしら。

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