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2006.12.20

時間のない国で

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『時間のない国で』(上下) ケイト・トンプソン 渡辺庸子訳 東京創元社

少年JJは、母親の誕生日プレゼントのリクエスト「ふつうの時間がほしい」をかなえてあげたかった。だからそれを時間を買いに出かけることにした……。

時間をめぐるミステリっぽいものかと想像していたのですが、なんとも牧歌的な物語。各章ごとにアイルランドの音楽が楽譜つきで紹介されています。読んでいると、これらの音楽を聴いてみたくなってきて、さっそくネットで midi を聴いてみると、なんと楽しいことよ。このお話、この音楽つきで読むとよりいっそう楽しめます。
原題は"The New Policeman"、新米警察官は楽曲のタイトル名でもあり、もちろん物語にも登場していますよ。
派手な展開はなくて、終始ゆったりした流れですすむ物語を、私ものんびりと味わいました。

"The New Policeman"の midi はこちら 。
その他、いつも参考にさせていただいている marginalia さんのこのポストからぜひ他の曲も聴いてみてください。

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コメント

きょんたさん、ご存知の本だったのですね。
私は前評判と受賞情報だけで、もうちょっとトリッキーな話かと思いこんでいたので、のどかでゆったりしていてびっくりしました。
そして、音楽と聞くといいかもという話も読後に納得しました。確かに。

あ……! この本……!
そうですか。邦訳が出たのですね。

楽しみ。

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