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2007.01.28

ぜひ!

オンライン書店ビーケーワン:飛ぶ教室 第8号(2007冬号)

オススメです、雑誌「飛ぶ教室」の新しい号。
特集が“柴田元幸の「飛ぶ教室」的文学講座として、豪華、豪華。
ゲストエディターとして柴田氏が「海外青春小説特集号」と依頼され、ご本人曰く「いわゆる「青春小説」と呼べるようなものはひとつもなくて、むしろ、少年少女小説(+漫画)、あるいは、反・少年少女小説という区分がふさわしいものばかりだ」とのこと。

短編(ちなみに挿画はすべて日本人のイラストレーターでいずれも秀逸)では、バリー・ユアグロー、アルトゥーロ・ヴィヴィアンテ、ダニイル・ハルムス、スティーヴン・ミルハウザー、マリリン・マクラフリン、レベッカ・ブラウン、詩ではもういちどダニイル・ハルムス。漫画(20世紀前半のアメリカ新聞漫画)はウィンザー・マッケイ、フランク・キング。対談はバリー・ユアグローと柴田氏。私の一冊としてのコラム依頼者は、青山南、乃南アサ、保坂和志、いしいしんじ、野中柊、梶尾真治、安達まみ、芦原すなお。このコラムのレイアウトと本の写真、適度にレトロで洒落てます。

ダニイル・ハルムスは、絵本の邦訳がセーラー出版より一冊あり、絵はウラジーミル・ラドゥンスキーのもので『ウィリーのそりのものがたり』。これも大好きな絵本なので、ダニイル・ハルムスに大注目になってしまいました。絵本は絵もストーリーも新鮮にうなるサプライズがあります。表紙のシンプルさと中味のギャップをお楽しみあれ。

ウィリーのそりのものがたり
ダニイル・ハルムス文 / ウラジーミル・ラドゥンスキー絵 /
たかはし けいすけ訳

セーラー出版 (1996.2)

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