きんいろのしか
オンライン書店bk1ではきんいろのしか24時間以内発送になっているのだけれど、画像がないので、書影はアマゾンさんので。
石井桃子さん100歳の誕生日を迎えての記念復刊。福音館からは5冊が復刊され、そのうちの一冊です。画家は秋野不矩さん。バングラディシュの昔話を石井桃子さんが再話されています。金の好きな王様がどうにかして、金色のしかを手に入れようと、牛追いしていたホセンをつかまえ、しかをつかまえてこないと命はないぞとおどします。とほうにくれたホセンの前に、牛やトラがあらわれ……。
秋野さんが描く、動物はふくよかで美しく、語られる昔話にとてもよくあっています。京都の美術館で秋野さんの絵を見たことがあり、それを思い出しました。子どもたち、特に上の子がじっと聞き入って、うん、よかったと満足していました。
ぶなの木さん
浜松のその美術館は私がいつか行きたいと思っているところです。私もインドに魅せられてからの絵はだいだいだい好き。実際、美術館で大きな大きな絵を見た時のあの興奮は忘れられません。
秋野さん、『いっすんぼうし』や『うらしまたろう』、『かぐやひめ』の絵本も描いてるんですよね。そのなかで、この『きんいろのしか』の描く動物は秋野さんの醍醐味があるように思えます。久しぶりの復刊、うれしいですね。
投稿: さかな | 2007.03.02 15:48
さかなさん、
私もちょうど昨日手に入れたばかりの絵本です。
秋野不矩の美術館が浜松市にあってとっても素敵な佇まい、自然と調和してて、アジアを思わせるような、小さな美術館です。50才以降インドに魅せられてからの絵が私は好きです。その人が絵本を出していてくれたなんてすごく嬉しくてわくわくして開きました。できたらもう少し大きい版だとよいのにと思いました。
投稿: ぶなの木 | 2007.03.02 12:27