なぜと思うこと
今日、届いた本"I Like This Poem"。子どもたちが自分の好きな詩を選び、その理由も付したもの。どうしてこの詩が好きなのかと、短くきりっと書いている。好きという笑顔が見えるようで、詩がより魅力的に読めるのだ。なぜ、この詩が好きなのか、それを考えるのは確かに大人の私でも楽しい。
橘曙覧(たちばなのあけみ)による「独楽吟」(ひとりたのしめるうた)は、「たのしみは~とき」形式で詠まれた歌で、子どもたちがそれに習って、自分たちそれぞれの「たのしみは~」と歌ったものを読んだことがある。自分たちが心からたのしいと思うことを書いているのが伝わり、読んでいて笑みがこぼれた。下記は橘曙覧の歌。
たのしみはとぼしきままに人集め
酒飲め物を食へといふ時たのしみは書(ふみ)よみう倦(うめ)るをりしもあれ
聲(こゑ)知る人の門たたく時たのしみは物識人(ものしりびと)に稀(まれ)にあひて
古しへ今を語りあふとき
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