

上の子が『真昼の夢』を読みながら「すごいだまし絵だなぁ」と感心したように見入っていた。すると、それを聞いたちびちゃんが、その絵本を見たくなったようで、上の子の手が離れるやいなや自分のところにもってきて、「おかあさん、みてみて! すごいだまし絵だよ!」と言ってきた。「この絵はね、木が上にのびてるのに、人が水にうつった下にいるの。すごいね」と、発見した喜びに満ちた笑顔で教えてくれる。お兄ちゃんの「だまし絵」というひと言でで、ぐんとひきつけられたのがよく伝わってきた。続けて、『終わらない夜』も持ってきて、「ここにもだまし絵がある!」と夢中になっていた。
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