1000の星のむこうに
見返しの紙がやわらかくて和紙のような風合い。そこに鉛筆のような素朴な線画で、祖父と孫、そして2人が好きなものだと思われるものが描かれています。わぁ、すてきと思わずを紙をなでなで。
祖父と孫のあたたかくやさしいつながりが、これまたあったかい趣の絵に添えられて描かれます。見開きにはカラーの絵をふちどるように、落書きのような絵が囲むようにあり、物語との距離を親密にさせてくれ、心を楽しませてくれました。デリケートなことがらを愛情深く綴っていて、心に残ります。『エヴァはおねえちゃんのいない国で』を思い出しました。
ティエリー・ロブレヒト文 / フィリップ・ホーセンス絵 / 野坂 悦子訳
くもん出版 (2006.6)
くもん出版 (2006.6)
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