いつまでも
白水社の出版ダイジェストが届く。メインのエッセイはいつも読みごたえがあり、もうひとつ、永江さんの愛書狂も楽しみ。今回は、ふかーくうなずいてしまった。
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あればいいなと思うもののひとつが絶版・品切れ予告である。近刊予告があるのに、なぜ絶版・品切れ予告はないのか。書店で「お探しの本は絶版で す」「残念ながら品切れで重版未定となっています」と宣告され、悔しい思いをした人は多いだろう。「こんなことなら、もっと前に買っておくべきだった」と 後悔しても手遅れだ。
切実度においては、近刊予告よりも絶版・品切れ予告のほうがはるかに大きい。いつになったら出るのかと待っているのは、苛立ち半分に楽しさ半分。 だがまだ手に入れてないあの本がもうすぐ絶版というなら、とりあえずは借金してでも買わねばなるまい。出版社によっては目録などに「残部僅少」と表示する ところもあるが、妙に遠回しな言い方ではないか。ストレートに「もうすぐ絶版」と書けばいいのに。もちろん現実には難しいと知っているが。
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ゼイディー・スミスの『ホワイト・ティース』が絶版になり、『直筆商の哀しみ』もそうなってしまった。まだオンライン書店で在庫があるので購入はできるが、版元にはない。さみしい。イギリスではベストセラー作家のゼイディー。日本でもぜひそうなってほしい。
ホワイトティース復刊促進委員会はこちら ■■■
直筆商についても書かれていますので、ぜひのぞいてみてください。
やっぱりそう思われますよね。とくに、在庫僅少にはそういう意味があったのかとあらためて。出版社のカタログには、その欄とあわせて、現在品切れ中という項目もありますが、あれは、要望が高まれば出しますよという意味なのかしら。
いえいえ、私たち(あえて、たちと。読んでないかもしれないけど、ね、ヤブさん)あきらめませんので。
投稿: さかな | 2007.03.14 06:53
あのコラム、わたしも読んで膝を打ちました。ほんとですね。もう買えなくなりますよ、って、一言お知らせがほしいもんです。
並べて載せてくださってありがとうございます。こう並んでいると、なんだか涙がでちゃいます。でもでも、ちゃんといい読者の方々に手に取ってもらってるんですもの、しあわせもんです。
投稿: 上野空 | 2007.03.13 17:43