そして少しずつ
吸収するように本を、物語を読み続けている日々が続いていると、今度は言葉を発するのがスムーズにいかなくなる。少しずつまた書かなくては。こういうバランスがとれていけば、またいちだんと読むことや書くことが楽しめそうに思えるのだけど。
今日の夕飯は、胚芽米、なめこのおみそ汁、新じゃがとちりめんじゃこのカリカリサラダ。なす、鶏肉、ピーマンのカレー炒め。きゅうりと春雨のサラダ。初夏を思わせる天気だったので、ついサラダ系を2種類つくってみた。カリカリサラダは酢をきかせて。きゅうりのサラダはりんご酢で。
雑誌「小説すばる」6月号の特集は〈“日本←→海外”翻訳小説の今〉。座談会で北上次郎×大森望×豊崎由美の「この小説を輸出したい!」、特別インタビューに、ヤニ・メンザス氏(ヴァーティカル社編集長)に聞く!などなど。私の今回お目当ては、金原瑞人短編セレクション。ナンシー・ワーリン「ウォーゲーム」、ラルフ・ソールズベリー「ダボシャツ小僧と二つの戦争のあいだの戦い」、アンドルー・ラム「ばあちゃんの物語」。もったいないので一つずつ読んでいる。
「ウォーゲーム」は、ライジとジョー、ふたりの斜めに書かれたかのような友情物語。突き放されたようなラストの読後感がおもしろかった。
そういえば「ミステリー・マガジン」6月号でも、《特集 面白さは国境を越える――ニッポン小説の実力》として、やっぱり小説の輸出についてだった。不思議と特集はかぶりますね。それと、村上春樹の『ロング・グッドバイ』についての言及があちこちの雑誌で書かれていて、それほどの注目本なんだなとあらためて。
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