ホールドアップ
うれしい情報をいただきました。
以前ここに書いた、『ブック・アートの世界』の本で紹介されていた、キース・ゴダードの"Holdup"という写真絵本が、京都の恵文社にデッドストックで入荷予定[Link]とのことです。さっそく予約をいれました。届くのが楽しみです。
"Holdup"では、それぞれの指が実物大で撮影され、年齢も人種もさまざまな指がリアルに紙面に置かれています。そして指たちが会話を交わすのです、読者もまきこんで。
鑑賞者参加の考えを全面に出した美術作品や読者参加の絵本は最近では非常に多くみられるようになった。しかし、ブルーノ・ムナーリの先例をあるにしても、この絵本が作られた一九八〇年ではまだまだ実験的といえ、キース・ゴダードとエメット・ウィリアムスの挑戦する意気込みを感じる。(『ブック・アートの世界』より 中川素子)
この写真絵本の作者名はキース・ゴダードとエメット・ウィリアムスの連名で、役割をどのようにしたかの記述はないそうです。。ただ記述はないものの、キース・ゴダードが2年の年月をかけて指の写真をとり、エメット・ウィリアムスが言葉をつけたと、『ブック・アートの世界』では書かれていました。
書店の方によると「会話の面白さもさることながら、実物を見ると非常に洗練された美しい本」とオススメしてくださっています。貴重なデッドストック、興味をもたれた方はぜひ早めの予約を!
コメント