待ち時間
子どもの通院日。(蓄膿になってしまい、2週間に1度通院している)。待ち時間が思いのほか、かかってしまい持っていった文庫本も早々に読了してしまう。でも、病院には雑誌が豊富にあるもの。この時ばかりと手にとることのない「ミセス」11月号をとくと読む。
梨木香歩さんが連載をもたれていて、『灯歌節』[版元Link]を引き合いに、スケール小ささについて書かれていた。翻訳家はその土地の空気を知っているスケールが必要だと思われがちだが、この当時、アイルランド文学に精通していた訳者が外国の土地をほとんど踏んでいないからこそ、このスケールの小ささが翻訳に活かされている――という、少々おおざっぱだけれど、こんな感じに書かれていて、何度も気になりながら手元に引き寄せることをためらっていたこの本を注文することにした。
Gelsominaさん
コメントありがとうございます。在庫が少ないと言ってくださったので、在庫のある書店(検索すると「本やタウン」がそうでした)から注文しました。
『佐藤泰志作品集』、岡崎さんや荻原さんのブログで読んで気になっていました。こちらも在庫のあった「本やタウン」で注文しました。届くのが心の底から楽しみです。
投稿: さかな | 2007.11.10 18:55
こんばんは、さかなさん
『燈火節』、ぜひぜひ手にとってほしかったので、うれしいです。在庫が少ないと聞いていたので、いつかお知らせしようとおもっていました。折にふれ読みかえしては著者の感性の豊かさに酔いしれています。
それから存じかも知れませんが、最近出た『佐藤泰志作品集』(クレイン刊)も、しみじみいいですね。
投稿: Gelsomina | 2007.11.09 23:47