とろとろと
ふしみみさをさんの新刊訳書『スキャリーおじさんのせかいいちおかしいはなし』(BL出版)は、めちゃくちゃ楽しい絵本。これだけ子どもたちが笑い転げて聞いたのは、みさを本では、ナジャの『モモ、いったいどうしたの』(文化出版局・絶版)、ステファニー・ブレイクの『うんちっち』(PHP出版、最近続編 『もらったものはもらったもの』が刊行)に続くかも。おおらかでのびやかな笑いを誘います。今回の絵本は長いので1冊を2冊に分けて出すらしい。次も楽しみ。
本日、『燈火節』と『佐藤泰志作品集』が届く。2日前に書店に入荷していたらしいのだが、端末処理ができていず今日まで連絡がこなかったのだ。メールで問い合わせたらすぐ返信があり、いそいそと取りに行く。ひゃー、どちらもすごいボリューム。これはじっくりゆっくり読まねば。『燈火節』は在庫が少ないらしいので、検討中の方はえいやっと思いきる時かもしれません。
「GRAFICATION」[website URL]の最新号では、近しい土地について書かれている記事があり、熟読。地域の力というのは魅力的に響くけれど、働き、家事をし、子育てをし、学校や園の保護者会活動をし、地域の子供会や村の雑事をこなすというのは、とても大変だ。プライオリティはどこにあるかというのを自分でしっかり持っていないと疲弊してしまう。いや、もっているからこそ、なのかも。と、つらつら考えてしまう。
夕飯は、ごぼうと豚肉の炊き込みごはんに、豆腐とわかめと三つ葉のおみそ汁。鱈の野菜あんかけ。子どもたちの学校で風邪が流行りだしたという。食べて休んで体力温存しなくちゃ。
bakuさん
ごぶさたしています。
子どもの成長に伴い、小学校、園と場が増えていき、それに伴い、子ども会活動が加わり、スポ小活動があり、PTA活動、保護者会活動があります。地域に関わる時間を捻出するには家庭のプライオリティを下げざるを得ないのですが、それは不本意だという思いがどうしてもぬぐえません。地域の力といっても、そういう複合的な生活を抜きにした一面的に思えてしまうのですよね。
お、bakuさんも「海炭市叙景」を読まれるのですね。私もまずはそれから読みまする~。
投稿: さかな | 2007.11.16 20:45
「GRAFICATION」でよく書かれている地方や地域の力、についてはわたしも唸るところがあります。
田舎で暮らしているとき、自分たちなりの一線や優先すべきもの、を考えて行動していたつもりですが、その過不足?が又いろんなところで跳ね返ってきたりすることもあり・・・ううむ。やっぱり、なかなかうまいことはいかへんのでした。
あ、わたしは昨日 図書館で「海炭市叙景」を借りてきたところです!
投稿: baku | 2007.11.16 13:21
Gelsominaさん、
ご紹介くださったおかげで、2冊入手することができました。ほんとに、どどーんの量ですごく楽しみです。あらためて、ありがとうございました。一度に読むことはないので、読み進むうちの感想をまた書いていきたいと思っています。Gelsominaさんは、いまどんな本を読まれているのでしょう。またお聞かせくださいね。
投稿: さかな | 2007.11.16 08:19
こんばんは、さかなさん
わあ、2冊持ってかえったら、どどーん、ですね。
『佐藤泰志作品集』の「海炭市叙景」、舞台が北海道の廃鉱の町なのですが、北海道に渡ったことがないので、海のようすとか想像するばかり。さかなさんなら、すぅっとイメージが描けるのでしょうね。しみじみいいですね。
『燈火節』はほんとうにすてき。
投稿: Gelsomina | 2007.11.16 00:09