降ったりやんだり
根雪にはなっていませんが、雨が雪に変わりぼうぼうと降ったり、やんで又雨になったり。とにもかくにも寒い日が続いています。体がまだ冬モードに入っていないようで。
昨日、今日と、布団の中に足をいれて、私のひざでちびちゃんは絵本を聞いています。昨日はダン・ヤッカリーノの『ぼくのコブタはいいこでわるいこ』と『まるいね まるいぬ』。動物も人間もデフォルメされているものの、すっきりときれいな色でまとめられ、ごちゃごちゃした感じはありません。コブタのピンクもきれいな色で、ひらがなを読みはじめているちびちゃんは、「わたし、ひとりでよむ!」と、一度読んでからは自分で読んでいます。ちょっとブルーナのうさこちゃんシリーズに通じるシンプルなものがあるように感じました。
今日は、古典絵本。「これ、あまりよんでいないよね」と『ねこのオーランドー のうじょうをかう』をもってきました。大型絵本で、これもまた、じっくり描き込まれた絵がことのほか美しくて、思わず「きれいな絵だね」とちびちゃんに声をかけました。ちびちゃんも、大きい見開きいっぱいに、牛や犬や猫たちがいるので、話の筋をおいながら、どこにその牛や犬たちがいるのか、探しながら聞いていました。少し長い話ですが、飽きずにじっくり見入って満足していました。
そうそう、昨日は岩波少年文庫から出た『グリム童話集』から、「兄と妹」をきょうだい3人に読みました。出久根育さんの挿絵も味わいがあり、絵本ではありませんが、ちびちゃんもお兄ちゃんたちと同じように楽しんで聞いていました。
ふと、今日になって福音館書店から出ていたセンダックの『ねずの木 そのまわりにもグリムの話いろいろ』でも「兄さんと妹」を読んでみたのですが、矢川澄子さんの訳もまた独特なものがありました。続けて、「フリーダーとカーターリースちゃん」も読んだのですが、ガアグの『すんだことはすんだこと』やその他聞いたことのある昔話と交じり合ったおもしろい話でした。これ、上の子たちが気に入りそうなので、近いうちに読んでみようと思います。
コメント