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2008.01.19

The 2007 Cuffies

 アメリカのニューベリー賞やコールデコット賞という児童文学の華やかな賞がたっぷり紹介されてから、楽しみにしていたのは PW の  Cuffies。2007年度に刊行された本を、児童書の売り手たちが個性的な選択眼の項目で紹介してくれます。

 The 2007 Cuffies[Link]、その年もっとも大好き!と思えた絵本は――"Toy Boat" Toy Boat

 小さい子から楽しめる絵本のようで、少年が毎日遊び、寝る時も一緒にすごしている、おもちゃのボートが冒険する話。 もっともすばらしい絵本としては、以前こちらにも紹介した"The Arrival"。読み物では、中学年向けとしては、" The Wednesday Wars"。今年、ニューベリー賞のオナー作品でもありますね。YA作品では、"The Absolutely Tur Diary of a Part-Time Indian"。  この作品も2007年度全米図書賞(児童書部門)受賞作と、賞がすべてではないでしょうが、注目を集めた一冊であることはまちがいないのでしょう。

The ArrivalThe Wednesday Wars The Absolutely True Diary of a Part-Time Indian (Little, Brown)

 PWならではのは、もっともおもしろかった本。"Diary of a Wimpy Kid"。この表紙もあちこちで見かけましたし、ニューベリーの予想であげていた児童書関係者のブログも読みました。ベストセラーにも名が上がっていて、確かにおもしろそう。Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rules もう一冊、名前があがっていて、"The True Meaning of Smekday"。The True Meaning of Smekday

 Adam Rex って何を書いてるんだっけと思ったら、この絵本 だ。現物はみていないけれど、この絵本もおもしろおかしそう(ニューヨークタイムズのベストセラー絵本)なので、期待できそう。何せ作者サイト[Link]、めちゃくちゃ濃そうですし。Frankenstein Makes a Sandwich

 と、全部は紹介できないので、あと3冊だけ。大好きな表紙本としてあがっているのは、"How to Paint the Portrait of a Bird"。画家は、2004年にコールデコット賞、ボストングローブ・How To Paint the Portrait of a Birdホーンブック(絵本部門)賞を受賞した『綱渡りの男』を描いた、モーディカイ・ガースティン。将来有望新人画家としてあがったのが、Kevin Sherry。同じく新人作家としては、Linda Urbanと、おもしろ本で名前のあがった"Diary of a Wimpy Kid"の作者、Jeff Kinneyの2人。
 I'm the Biggest Thing in the Ocean A Crooked Kind of Perfect

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コメント

shoko さんも、ぜひ Cuffies ファンになってくださいね~。

わ、表紙だけは見たことがある本がここにもあちらにも!

私もゆっくり拝見して、どれか読めるようにしたいです。
お知らせありがとうございました!

 ふふ、BUNさんならきっと待っててくださると思ってましたわ(ハート)。私はAdam Rex本を読んでみたいなーと思っているところです。
 こういう細かいカテゴリというか区分けで本を紹介するのって楽しいですね。年々おとなしくなっている気がしないでもないですが、来年もまた楽しみに。

きゃー、待ってました~! Cuffiesの発表はもっぱらさかなさん経由で知るようになってしまいました。ことしもおもしろそうな本がならんでますね~。"Diary of a Wimpy Kid"おもしろそう。鳥の絵本の表紙、きれい~(*^^*) ニューベリー、コールデコットも含め、今の時期は児童書の賞がいっぱいで楽しみですね。(日本も何かやればいいのに。あ、12月のやまねこ賞があるか(^^))
あとでゆっくり読んできます!

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