あさり
夕ごはんは、クラムチャウダー。じゃがいも、人参、玉ねぎをバターで炒めて小麦粉をふりかけ牛乳をいれてあっため、あさりをいれてできあがり。たぶん、つくったのは初めてなのですが、簡単にできたので、またつくろうっと。あさりの滋味を堪能しました。
たっぷりいただいた地元の大根を薄切りにして豚肉といっしょにごま油で炒め、オルチョも少々。塩こしょうで、オレガノで味を調えたもの、五分付きごはん。
『土曜日』読了。特に後半の展開はさすがのマキューアン。新潮社の「波」に翻訳者の方によるインタビュー記事があり、はネットでも読めます[Link]。
昔は、キプリングやコンラッドやヘミングウェイのように、人々の仕事を見事に描き出せる小説家がいたのですがね。ところが、モダニズムの大勢は、いわゆる「意識の流れ」を描こうとするあまり、仕事のような日常的リアリティを意識から切り離してしまった。
“リアルな日常生活に捧げられた小説”を実感しつつ、小説ならではの物語性を感じます。たとえ、著者が“読者に「これは小説なんだ」と感じさせないため”としても、それこそが小説なんだと。
土曜日 (Shinchosha CREST BOOKS)
posted with amazlet on 08.02.15
イアン・マキューアン 小山 太一
新潮社 (2007/12)
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