小さな種、小さい人
もう木曜日、まだ木曜日。
昨日から強い風で、庭のさくらんぼの木やたらの木や、長くのびてきたアスパラガスがしなる、しなる。ちびちゃんが、おれちゃいそうだねと。ふたりで窓から強い風をみていた。私は風が、特に風の音がだめで、苦い顔をしていると「あのね、風は朝までにはやむよ。学校の先生がそう言っていたよ」と声をかけてくれた。いい先生だなあ。そして、ありがとう、ちびちゃん。
ちびちゃんは、予防接種があまり終わっていなくて、7歳6か月未満という区切りを前に、4月から体調のよい時をねらってせっせと通っている。昨日はポリオ。赤ちゃんばかりのところで、ひとりお姉さんのちびちゃん。しかも、周りは阿鼻叫喚。すっかり静かに神妙になっていた。赤ちゃんの泣き声を近くで聞くのは久しぶり。あの小さい人がすっかり大きくなったのだ。
ちびちゃんのクラス前には、いろいろな展示物があり、種を植えた観察記録や、学校探検の様子が描かれたものが貼られていた。その中に「こんなちいさなたねから、はながさくなんて」と感嘆する声が聞こえてきそうな言葉があった。本当にそう。小さな種から芽が出て葉が出て、花が咲く。はじまりは小さな種。先生も「せんせいも、ほんとうにそうおもいます」と書かれていた。
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