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いま住んでいる家に引っ越してから、自宅でリアルにCMをみることもなかった日々でしたが、つれあいはオリンピックを子どもらに見せたいという願望があったようで、唐突に地デジチューナー付きHDDを購入。ご近所さんが、地デジを導入してみえるよ!と教えてくださったので。
いやぁ、わが家でもふつうに新聞のテレビ欄に載っている番組がみられるようになりました。ぱちぱち。もう子どもたちも、新聞みながら「これ見られるの?」「うん」
ということで、陸上選手権をみました。臨場感に、家族でハラハラドキドキ。
今日は棒高跳びにヒャー、キャーです。昨日の400Mハードルもすごーい!
いままで真剣にみていなかった新聞のテレビ欄も、現実的になったので、大人もみるようになりましたです。
確かに日焼けしていますなあ。
夏と文庫といえば、この新潮文庫。今回の「yomyom」も文庫特集が読みごたえあります。あと、アン特集。私もアンは新潮文庫で全巻読みましたもの。子どもの頃はお金がないので、もっぱら文庫。新潮文庫に岩波文庫、講談社文庫、立原えりかさんや佐藤さとるさんは全部文庫で読みました。その当時購入したものは、手放せなくて、ずっと2階の納戸にしまっています。かえって、ここ10年くらいに買った文庫本は、知人にせっせとくばっているかも。つまり手放せるんですね。ときどき、その昔の文庫棚をみると、文字も小さくてよくこんなの読んでいたなあと我ながら思うのだけれど、夢中になって読んでいたことも思い出し、よけいに大事にまたしまっています。
先日のトムヤムクンを教わったお弁当やさんで、人気メニューのひとつ、厚鮭弁当を注文。ほんとうは、akuカツDONを注文したかったのだけど、春メニューとしてひとあし早く終了してしまったよう。
さすがに人気だけあるというこのお弁当、確かに厚く切った鮭がうまい!
プロの人がつくったお弁当は美味~。
ご飯は玄米にしたのだけど、ここの玄米はほんとうにおいしく炊けていて、満足度高い。しあわせなお昼でした。
夜は、ひとくち餃子(生活クラブ)、冷や奴にカリカリちりめんじゃこにしてポン酢で。五分つきごはん、たらとじゃがいものオルチョスープ。このごろはオルチョの消費が早く、イタリアから戻られたらまた注文しなくては。
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おもしろかった! 実は機会がなくて読んでいなかった、理論社のミステリーYA!シリーズ。アンデルセンとディケンズも登場するという豪華(?)な登場人物に惹かれ読み始めたら、YAというか、子ども向けのおもしろいエンターティンメントになっていて、心から楽しんで読了。アンデルセンとディケンズは実際にも交流があったらしく、『メンデルスゾーンとアンデルセン』(中野京子著/さ・え・ら書房)にも書かれています。こちらも、あわせて読んでみたのですが、音楽家メンデルスゾーンの背景を、これまた初めて知りました。それにしても、どちらの本でも、メインの人物ではないアンデルセンの人間くさいこと。自伝も積ん読だったのですが、急に人間にも興味がわいてきました。いままでは、美しいアンデルセンの物語を読むだけで満足していて、書いた人にはさほど興味をもっていなかったのです。
毎年買った数だけ書くわけではないけれど、暑中はがきは欠かさず買う。先日、郵便局へ行ったら、売り出されていたので、「あさがお」と「ラジオ体操80周年」の2種類を購入した。もう出してもいいそうなので、書こう。まずはあの人へ。ほか、秋田県の国土緑化50円切手もきれいだったので1シート購入。封筒や便箋に凝っていた時もあるけれど、いまは無印良品の白いものばかり使っている。白は切手映えもするので重宝する。
「新潮」6月号、尾崎真理子氏による石井桃子さんの追悼文章を読む。「石井桃子さんは、その生涯に、おそらく何万通もの手紙や葉書を書かれた」という文章から始まっている。そのたくさんの手紙が、石井桃子さんの素顔を知る手がかかりになるだろうとも書かれ、いずれ、尾崎氏がなんらかの形でまとめるのではないだろうか。追悼文章のタイトルは“硬い殻の中の、朱い実”。
「四季の味」を久しぶりに購入しました。値上げしていることにまったく気づかず、他の雑誌とあわせて、あれ?と思っていたら、一緒にいたつれあいに、「かなり高くなってたよ」と言われ、ようやく300円の値上げが目に入った次第です。300円か。
とはいえ、値段にみあう内容ある雑誌なのだ。食べ物はどれも美しく美味しそうで、随筆もどれも味わい深く。鹿尾菜ご飯つくりたくなりました。
「すばる」はチェーホフの「かもめ」、沼野さんの新訳目当て。個人的に今年はプチかもめブーム。いつか生の劇をみたいものです。
ほかには、福音館の月刊誌を2冊。「パンダにあった」は岩合光昭さんによる野生パンダの写真絵本です。パートナーによる、岩合さん撮影の写真も一枚だけ入っているのですが、これほどの近くで撮っているとは。四川省で撮ったものもあるようで、パンダたちは元気なのだろうかと思いを馳せながら見入る。木の上の昼寝や、パンダのうんち、写真絵本ならではの楽しみに満ちた一冊。「あいうえおみせ」は安野光雅さんによる31年ぶりの「こどものとも」新作絵本。なんとやさしい絵ばかりの絵本なのでしょう。
昔話は、十人中、八、九人の人にアピールする。ところが、創作になると、話がちがってくる。話の中に、ひとりの個性が盛られてくると、読者の幅は、それだけせまくなる。では、昔話と創作では、じっさいの話の上で、どこがどうちがうのか。(1969年)(プーと私)
さて、この九年間、子どもたちが本を読んで喜んだり、喜ばなかったりするところを見て考えさせられたことは、子どもが読んでおもしろく、おとなにも――ただし、このおとなは、心を開いた、しなびていないおとなでなければならない――おもしろいのは、児童文学といっていいらしく、子どもだけがおもしろがって、おとなにはおもしろくないのは、ちょっと警戒してよく――これは、文学でない場合がしばしばあるから――おとなにおもしろくて、子どもにおもしろくないのは、文学かもしれないが、児童文学ではないだろうということだった。(1965年)(“リアリズムの大切さ”)
元来、児童文学に必要なのは、何でもを可能にする空想と、必然性、客観性です。どんな超自然なことがあらわれても――または、あらわれなくても――その話は、その話としてのロジック(論理)がなければなりません。子どもの中は、モヤモヤした状態にあるかもしれませんが、子どもに理解できるのは、はっきりしたすがた、そして、それが動いて、事件をつくることです。宝の山にはいって掘りあてる金は、手にとれるようにみえなければなりません。(1959年)(まだ掘りあてない鉱脈)
Boston Globe-Horn Book Awards 2008 [Link]
■Nonfiction
The Wall by Peter Sís (Foster/Farrar)
●Honor Books
Frogs by Nic Bishop (Scholastic)
What to Do About Alice? by Barbara Kerley, illustrated by Edwin Fotheringham (Scholastic)
■Fiction and Poetry
The Absolutly True Diary of a Part-Time Indian by Sherman Alexie, illustrated by Ellen Forney (Little)
●Honor Books
Shooting the Moon by Frances O'Roark Dowell (Atheneum)
Savvy by Ingrid Law (Walden/Dial)
■Picture Book
At Night by Jonathan Bean (Farrar)
●Honor Books
Fred Stays with Me! by Nancy Coffelt, illustrated by Tricia Tusa (Little)
A Couple of Boys Have the Best Week Ever by Marla Frazee (Harcourt)
■Special Citation
The Arrival by Shaun Tan (Levine/Scholastic)
この賞では、Poetry 部門が楽しみなのだけれど、今回はフィクション作品のみだったのですね。Special Citationが"The Arrival"というのはとっても納得。
天気がいいと気持ちもほがらかになります。ここ数日はからりとした心地よい青空日和。家の中にこもり、黙々と原稿読みをしていても、窓からみえる木々や田んぼがきれいなので、ぐんぐん読めました。
今日はFireFox3の公開日。公開されてから24時間以内のダウンロード数を記録に残そうというイベントにのっかり、朝起きてすぐダウンロード。さすがに重たかったですが、無事インストール完了しました。ぐっと早くなった感じがします。若干アドオンの対応がまだのものもありましたが、急がないのでそのうちの対応を待つつもり。
ギネスの世界記録挑戦は日本時間19日午前2時まで。
新潮社のyomyomメルマガの記事[33号をクリック]に触発され、『檀』(沢木耕太郎)を読みました。メルマガで、本のキモが語り尽くされているのですが、それでも、終章のヨリ子さん宛に書いた檀一雄の手紙を全文読むと、ヨリ子さんへの愛情、わがままがよく伝わり、このわがままに対して自分を省みるヨリ子さんのせつなさがつのりました。
『シルクの花』(キャロリン・マースデン作/代田亜香子訳/すずき出版)も読了。すずき出版の「この地球に生きる子どもたち」というコンセプトによくあっている一冊。どの本も、世界には様々な状況におかれた子どももいるのだと、何かをつきつけられた気持ちになります。
タイを舞台に、父さん、母さん、おばあちゃん、お姉ちゃん、そしてノイの5人家族の暮らしが描かれています。現金収入を得るために、慣れない不定期な仕事をせざるをえない、父さん。母さんの仕事も定収入が得られません。おばあちゃんは美しい絵を傘に描いてそれを売ってお金にします。しかしそれでも生活のため、とうとうお姉ちゃんが工場で働くようになります。ノイはいつ自分も工場にやらされるのか心配でたまりません。ノイはおばあちゃんのように絵を描いてお金を得たいと思っているのです。
どこの世界でも、現金収入が必要。そのために過酷な労働は、大人よりも子どもを求めているのかもしれません。それでも、つらいことばかりでなく、生活の楽しみも描かれています。透明感ある筆致は、きびしい現実とはいえ、生きていく力強さもあわせて浮かび上がらせ、読後感は重たいだけではありません。
いつも週明けは子どもたちの忘れ物が多くなるので、気をつけてはいる。そのつもりなのだけれど、週末に用事、行事が入っていると、なかなかリセットできず、私の気もまわらず、月曜日にどどんと忘れる。筆入れはその最たるもので、それでも、子どもたちは、ランドセルや学校に置いている道具箱、中学生はカバンのどこかに、鉛筆が入っていることが多いらしく、なんとかやり過ごしているらしい。でも、プール授業がはじまり、水着を忘れるともうアウト。今週は運動靴とプールセット一式。くぅぅぅ。
今日は学校にもっていくお金が100円足りなかったことに気づき、追いかけて学校で渡すと、ちびちゃんの同級生が「今日はプールのある日に変わったって、先生から電話があったよ」という。ちびちゃん、え!と青くなるので、今度はプールバッグを届けにふたたび学校へ。でも、結局、その同級生の勘違いだったらしく、ちびちゃんはプリプリ。まあ、いいさ。忘れるより。忘れ物をしないってすごく大変なことだから。
最新号の36号が数日前に届きました。
今号も読みごたえあります。
石井桃子さんへの哀悼文章、その石井さんと共に長く仕事をされてきた方の退職挨拶と共に新しく入られた方のフレッシュな挨拶。
初夏の復刊は、〈岩波の子どもの本〉で品切れになっていた15冊が復刊されるようです。センダックとクラウスコンビ絵本『おふろばをそらいろにぬりたいな』、ここ数年違う画家によっても描かれるようになった『せんろはつづくよ』(マーガレット・ワイズ・ブラウン文/ジャン・シャロー絵/与田準一訳)などがラインナップにあがっています。
少年文庫の新刊でびっくりは、『オタバリの少年探偵たち』(セシル・デイ=ルイス作)が、脇明子さんの新訳で9月に刊行されるとのこと。瀬田貞二さんの訳本は私ももっていますが、どんな新訳になるのか楽しみです。
新刊では、まんなかの子どもが大好きな「きつねのフォスとうさぎのハース」の2巻目が8月に出るようで、子どもも大喜び。ちなみに「その3」にも続くとか。わぁい!
夏刊行予定で注目読み物は『縞模様のパジャマを着た少年』(ジョン・ボイン作/千葉茂樹訳)。原書タイトルは"The Boy in the Striped Pyjamas"(John Boyne[作者公式サイト])で、2006年度カーネギー賞のロングリストに入った作品。
作者は1971年生まれのアイルランド人。内容は、「第二次世界大戦時におきた最大の悲劇のひとつ、ユダヤ人強制収容所を背景したフィクションです。ふたりの少年の物語は読む者にある問いを強烈に突きつけます。フェンスのこちら側とあちら側を隔てるものは何なのか、と。(やかましネットワークより)」。また、映画「ブラス!」などの監督、マーク・ハーマンにより映画化され、今年公開予定。日本での公開もまたれるところ。
岩波書店の読み物では楽しいものもたくさんありますが、深く考えさせられる戦争関連の物語では5年前に刊行された『走れ、走って逃げるんだ』(ウーリー・オルレブ作/母袋夏生訳)があります。この物語は、作者オルレブが、ヨラム・フリードマンという人から聞いた子ども時代の話を書きまとめたもので、ワルシャワ・ゲットーの住民たちが狩りあつめられた時、8歳だった少年は生きるために、走って逃げて生活していきます。過酷な少年時代が描かれているのですが、生きることについて深く残りました。
ながいながい旅 エストニアからのがれた少女
イロン・ヴィークランド 絵
ローセ・ラーゲルクランツ 文
石井 登志子 訳
税込¥1,995 (本体 : ¥1,900)
岩波書店 ISBN978-4-00-111209-2
この絵本の画家、イロン・ヴィークランドといえば、リンドグレーンとの名コンビで知っている方も多いでしょう。本作は、そのヴィークランド自身の幼年時代をもとに描かれた絵本です。
両親が離婚し、母方の祖母と暮らしていた少女は、戦争がはじまったことにより、今度は父方の祖母の家があるエストニアに移り住みます。戦争の地から少し離れた地で、少女は美しい夏を過ごします。しかし、遠かった戦争がひたひたと近づいてきました。エストニアを離れなくてはならなくなり、少女は漁船に乗り込みます。そしてその船が……。
美しいエストニアの自然のあとに、どこまでも暗い戦争が描かれはじめ、少女の顔からもだんだん生気が失われていくのは、読んでいてつらいものがありました。最初は私ひとりで読み、次に子どもたちに読みました。上の子は「なんてことだ」と戦争のページをみて言葉を出していました。けれど、ラストの旅の到着したシーンは、ほっとするものがあります。「これは本当にあったことなんだね」と子どもが言います。少女の名前は途中からはっきりするのですが、それが、この画家の名前を一致する時、その後の年月を経て、このような美しい絵本を描いてくださったことに、読者のひとりとして感謝します。
翻訳をされた石井登志子さんによるあとがきも余韻を深めます。
メールやお電話をいただいていますが、おかげさまで私の住んでいるところは、揺れもなく、平穏に過ごしています。気にかけてくださり、ありがとうございます。
(追記)揺れに敏感なたちなので、気づかないということは本当にだいじょうぶだったのだと思います。テレビを見られないの(地震に関係なく、山の影なので電波受信が悪い)で、リアルな映像はみていませんが、ネットの画像をみていると、大きな地震が近くにあったことにじわじわと実感しています。被災された方々へ心からのお見舞いと、すこしでも今晩ゆっくり眠れますように。
『かいじゅうたちのいるところ』のモーリス・センダックさん、一昨日の6月10日に80歳の誕生日を迎えたそうです。PWのメルマガ[Link]を読み返していて、気づきました。近影と思われる写真をみてもお元気そうですね。
2010年には文章も絵も描いた新刊絵本が出るそうで、アマゾンでもいつ発売とは明記せずに予約できるようになっていました。2年後なのに予約ってすごい。"Bumble-Ardy"というタイトルで、長年センダックの編集をしている Michael di Capua 曰くセンダックらしいおもしろいものに仕上がっているそうで、本の形になるのが待ち遠しいです。
フィラデルフィアの Rosenbach Museum & Library [Link]では、この5月から1年間、大規模なセンダックのエキシビション Sendak on Sendak [Link]が行われているようです。サイトではビデオでセンダックのインタビューも聞けるので、サイトめぐりをするだけでも、このエキシビションの楽しみをわけてもらえるかもしれません。
以前に教えていただいたこの絵本は邦訳されていませんが、とってもかわいらしい本です。お誕生日記念(?)に、読み返しました。
昨年暮れにこのブログでもこの書影をあげていた、マイラ・カルマンのビジュアル本。購入はしていなかったのですが、友人のブログでとてもよかったとすすめられ、今度こそ注文。届きました。美しい。どっしりしたハードカバー本を開くと、ひたすらにすてきなカルマンのセンスがつめこまれています。
絵や刺繍、写真にエッセイのような文章が手書きで添えられ、Kalman の世界がぎゅううっと濃密に展開されています。すてき! amazon.comの方[Link]では書影のほかに、中身も少し見られます。でも、やっぱり直接みてほしい。色がきれい、線が自由、写真がユニーク。とってもチャーミングな本です。はじけている絵があったり、笑い出したくなる写真があったり、時に心がシーンとするような静かに豊かになるような大人のお茶の時間が描かれていたり。しあわせになれます。
昨日、トムヤムクンの料理講習に出かけてきました。オルチョを使っているお弁当やさんがあり、そこのオーナーが講師です。若くて美しい女性で、お弁当も辛みをいかしたおいしいものが多く、今回もこの方のつくるトムヤムクンを食べてみたい!という気持ちでの参加。
お弁当やさんで仕入れている新鮮で大きくて立派な有頭エビを使い、食材も地元で手に入りやすいものばかり。香草などはなかなか普通のスーパーで気軽に手に入らないので、セロリ、トマト、にんじん、ピーマン、パプリカ、たけのこ水煮と手頃です。辛みも豆板醤、酸っぱさはレモン汁、塩気はナンプラーで、とシンプルなレシピでとっても美味しい具だくさんトムヤムクンができました。できあがりの写真は、フォトにアップしてあります。
4グループにわかれてつくったのですが、同じ材料でも、4種類の味ができあがり、すべて味見した私です。どれも美味しかった! ほかは、玄米を炊いておいてくださったものを食べ、デザートにココナッツ白玉だんごもつくったのをいただき、おなかいっぱいになり帰宅しました。
今日は、スープを食べたくなり、オルチョで新玉とチーズのスープをつくりました。バゲットはいれずに、オルチョと塩でとろとろに炒めた玉葱が甘くてなんともいえません。おみそ汁もいいし、スープ類は、幸せになれるなあ。
(追記)先日、泊めていただいた友人のところでも、おいしいスープをごちそうになったのでした。野菜たっぷりのポトフスープ。ズッキーニやソーセージ、人参、白菜、どれもおいしくて、本当においしかった! あと、ニラと玉葱をいれたスクランブルエッグも美味。つくりかたを今度教えてもらわなくちゃ。ごはんも、漬け物も、サラダも、朝からぺろりとたっぷりたべました。思い出すとしあわせ~。
友人から、オンライン試写会のことを教えてもらい、当選したので今日観ました。
■「西の魔女が死んだ」(オンライン試写会抽選サイト Link)
原作は梨木香歩さん。なんと100万部も売れているベストセラーになっていたのですね。私は単行本で読んでいて、文庫本でも「渡りの一日」が入ったこともあり、そちらも持っていました。映画は、原作のエッセンスが美しい映像で構築されていて、ワイルドベリージャムなどつくってみたくなりました。キッシュも食べたい。ワイルドベリーちょうどわが家でもいま食べ盛りです。ただ、ジャムにするほどの量はなく、子どもたちのおやつにちょうどいいくらいの収穫。久しぶりに原作も読み直し、こういう話しだったんだなあとなつかしく(?)感じました。映画は細部の変更はあるものの、大筋は変わっていません。とはいっても、美しい映像を見終わると、文字での余韻とはまったく別の気持ちを抱きました。こうもくっきりと映像としてみてしまうと、何か違うものを感じてしまうのです。
子どもの好きな本と大人が好む子どもの本は違う、かも、という意見を耳にしますが、ここ数日、耳に入ってきた話では、「おかあさんが好きな本は、子どもも好き」、「子どもの本でも、大人が読むから大人が好きも入りますよ」という言葉。
そう、たいていの子どもは親が好きです。そう思いたいです。私が熱心に読んでいると興味をもつし、私が楽しそうに読むと、ひきこまれる。もちろん、その逆もあり、ですけれど。
まんなかの子は、好きな本を学校に持って行き、友だちにおもしろいところを読んで聞かせる時があります。友だちを笑わすのが楽しいそうです。少し前にお昼の放送で流すなために書いたものがこんな感じ。おなかがいたくなるくらいの楽しい本っていいよなと、原文は私のパソコン横に貼っています。
この本は、きつねがフォスでうさぎがハースで、ほとんどがこの2人しかでてこないよ。あとこの本のなかでおもしろいところが、フォスだよ。ハースはかぜをひいたりするよ。だんだん、ふくろうがでるよ。ふくろうは、たまごが自分の家のげんかんの前にあったから自分のだとわかって、ふまれたのがフォスもハースもわからないんだよ。でも、ふくろうには、わかったんだよ。ほんとうに楽しくておなかがいたくなるよ。
昨日、今日とたっぷり本について人と話をした。贅沢でうれしい時間。子どもの時から読んできた本の作家の方とも話しができる。その本をつくってきた人と会える。そして、これから本を書いていく人、本を手渡す人、つくる人、書店、本に関わるさまざまな人と話をしながら、自分にとってのブンガクや子どもの本、絵本について、考える考える。
さあ、また読もう。
順延のかいがあって、今日はピーカンの運動会。赤白、両方に子どもがいたので、どちらも応援してきました。昨日の寒さとうってかわって、暑かった。お弁当も完食です。よかった、よかった。
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