思い出
確かに日焼けしていますなあ。
夏と文庫といえば、この新潮文庫。今回の「yomyom」も文庫特集が読みごたえあります。あと、アン特集。私もアンは新潮文庫で全巻読みましたもの。子どもの頃はお金がないので、もっぱら文庫。新潮文庫に岩波文庫、講談社文庫、立原えりかさんや佐藤さとるさんは全部文庫で読みました。その当時購入したものは、手放せなくて、ずっと2階の納戸にしまっています。かえって、ここ10年くらいに買った文庫本は、知人にせっせとくばっているかも。つまり手放せるんですね。ときどき、その昔の文庫棚をみると、文字も小さくてよくこんなの読んでいたなあと我ながら思うのだけれど、夢中になって読んでいたことも思い出し、よけいに大事にまたしまっています。
私も、文庫化しているものは全巻読みました。もう夢中でした。いま見ると、こんな小さな文字をよく読んでいたと思います。そうそう、1日2~3冊くらい読んでました。何巻にもまたがるロマン・ロランの『魅せられたる魂』なんかも。体力気力ある若いときだからこそ、できたんだろうなあ。
ほんと、あの頃は積ん読なかった気がします。いまはなくならないよう、とにかく欲しい本はまず入手なんて贅沢なことをしています。積ん読も読書のひとつだとは思いますけれど。やっぱり読んでこその喜びですものね。
投稿: さかな | 2008.06.28 20:04
さかなさんも『赤毛のアン』シリーズを愛読したのですね。何かうれしいなあ。私も全巻読破した上、『丘の上のジェーン』でしたか、モンゴメリ作品で文庫化されているものは食い尽くしました。
本当に、今の文庫本の字詰めに比べると、考えられない字の細かさでしたね。それなのに、1冊を2~3日ぐらい、すごい集中力で読んでいたのがなつかしいです。夏休みの薄暗い部屋のなかだったような記憶。
本棚に並ぶのは、やはりことごとく文庫で、アンから新潮文庫の他の海外物、そして星新一、北杜夫などを書い足し、積ん読なんて1冊もなくて、全部読んでいたんですよね。
それが今や、贅沢に何千円もする本を、ただ本棚にストックしていることが多く……。
投稿: びわ | 2008.06.28 10:08