うかれる
お墓参りをし、伯父の家に行くのが、お盆です。もう80歳に近いから何もしたくないのよと、伯母は言うけれど、まだ75歳。80歳にはもう少し先ですよという会話をしながら、お寿司をいただいて帰ってきた。お墓参りと伯父の家に行くことのまんなかには、つれあいの友人家族が顔をみせに寄ってくれた。同じ頃に結婚した家族で、子どもの年齢も近く、おとなはおとなのおしゃべりに、子どもは子どもで遊んで1時間ちょっと過ごす。短くても楽しい時間。それにしても、お盆は特別な時間だなあと思う。ご先祖さまのことに思いを馳せつつ、どこかうかれてしまう。私は実家が遠く、つれあいの実家もないのだけれど、高原に旅した時も、時間待ちしていた駅のホームでは、「おかえり!」という笑顔がたくさん交わされていた。伯父の家に行く前に寄ったスーパーも「お盆!」の雰囲気たっぷり。お中元やお供えの熨斗待ちをしている人たち、果物やお花を選んでいる人。そうだ、お盆提灯ださなくちゃ。
そしてそしてその合間には、子どもらは遅れ始めてきた宿題をかたづける。田んぼの絵を描き、絵日記をしあげる。カイコガも観察し、それでも、まだ残っている課題よ。ふう。
私も小さな〆切を終わらせて、「asta*」9月号を読む。ポプラ賞は今年も大賞は出なかったけれど、優秀賞と特別賞2作の計3作が受賞。はやく読んでみたいなあ。ポプラ文庫では、田辺聖子さんのコレクションがスタートする。小川糸さんの連載も、前回はちょっとあまーくなりすぎていて今回の展開が気になっていたけれど、すこしおちついて、ふかい意味もなくほっ。
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