赤い絵本
ちびちゃんはピンク色がとっても好きなのですが、赤い色も大好きです。3年前に刊行された『あかが いちばん』はそれはちびちゃんの好みで、いまも取り出して読んでいます。3年前にはひとりで読めなかったのですが、いまでは自分で読めます。『あかが いちばん』はタイトルどおり、あかいいろがいちばん好きな女の子が主人公。どんなにあかが素敵な色なのかを、簡潔な文章で綴られています。
わたしは あかい えのぐが いちばん すき。
なのに おかあさんは「あら、もう あかは ほとんど ないわね。
かわりに オレンジを つかったら?」って いうの。だけど あかい えのぐを つかうと、 うたが きこえて くるんだよ。
わたしは あかい えのぐが いちばん すき。
原書はカナダのロングセラー絵本。翻訳は伏見操さん。ほるぷ出版から出ています。
今年出た赤い本は、ずばりのタイトル『THE RED BOOK レッド・ブック』(評論社)です。文字なし絵本で、2005年のコールデコット賞オナー作品。当時、原書で購入していたので、今回は図書館で借りて読みました。本の大きさも雰囲気も原書とおなじ。ちびちゃんは、すべてのページでこまかく赤い色を探し出して楽しんでいました。
こちらも今年出た絵本、『てぶくろがいっぱい』。スロボドキンの作品です。文章はフローレンス・スロボドキン。『百まいのドレス』を描いたルイス・スロボドキンのおつれあいです。絵はルイス・スロボドキン。『てぶくろがいっぱい』は、ふたりの孫である双子の男の子をモデルにした作品だそうです。
赤いてぶくろがいっぱい出てくる絵本で、この絵本を読んだあと、スーパーで買い物に一緒に出かけたちびちゃん。赤い軍手手ぶくろを見つけて「おねがい、これ買って。あの絵本のように赤いてぶくろがほしいの」の、ツボをおさえたおねだり。はい、買いました。終業式の日にしっかりはめて行き、毎日愛用しています。
ぶなの木さん
詩的でしょう。わたし、ここの部分がもっとも好きなんです。ぜひ読んでみてください~。
『てぶくろがいっぱい』いいですね。スロボドキンのあったかさ、大好きです。
『そら、にげろ』、未読なので読んでみます。地元の図書館にはないようなので、県立図書館にリクエストしてみます。楽しみ♪
投稿: さかな | 2008.12.27 22:54
「あかい えのぐを つかうと うたが きこえて くるんだよ」
なんて詩的な言葉でしょう。「赤い絵本」読んでみたくなりました。
「てぶくろがいっぱい」いいですね。1月の読み聞かせで読む予定です。
この町の人がいいんです。雪がふっててもあったかい感じ。
レッドブックも興味津々。字が無い絵本といえば赤羽末吉の「そら、にげろ」も美しい絵が、
まるで歌舞伎を見てるみたいな、言葉はあまり無いけれどうきうきしてくる絵本ですよ。
投稿: ぶなの木 | 2008.12.27 09:12
そうなんです、おねだり上手。。。
赤い本、どれもきれいです。機会があればぜひぜひ。
確かに雪とのコントラストがあると美しいですね。どの絵本にも雪は大事に描かれています~。
投稿: さかな | 2008.12.26 22:42
わ、ちびちゃん、おねだり上手ですね~。
それに、赤い本たちのかわいらしいこと!
雪とのコントラストの美しさときたら。
あんまりすてきで、ついため息が出てきそうなほど。
投稿: ふじもと | 2008.12.26 12:09