冷え込んだ一日
昨日は窓をあけて掃除ができたくらい、あったかだったのに、今日は一転して冬日。部屋がなかなかあったまらず。冷え込んだ一日。
『アル・カポネによろしく』を読む。1年前に出た本で、ずっと読みたいと思っていて、その期待をまったく裏切らない読みごたえだった。子どもはもちろんのこと、大人もふかーく描かれていて、親として読むとキツイ内容でもある。ラストのカタルシスもたっぷり。
サガンの『悲しみよ こんにちは』が届く。うれしいな。光文社の古典新訳シリーズもよいけれど、新潮社の海外名作新訳コレクションも注目、注目。先月12月にはカポーティの『ティファニーで朝食を』、1月にはサガン。2月には、アーネスト・ヘミングウェイの『移動祝祭日』(高見浩訳)、3月には、ジェイムズ・ジョイスの『ダブリン市民』(柳瀬尚紀訳)、4,5月には、『ポー短篇集 I・II』(巽孝之訳)、6月には『フォクナー短編集』(平石貴樹・新納卓也訳)と、楽しみなラインナップでする。
夕ごはんは、五分づきごはん、お豆腐ときぬさやのおみそ汁、キムチと豚バラの炒め物、きゅうりとわかめの酢のもの、いただきものの千枚漬け。上の子が手伝いたいというので、出汁をひいたり、お豆腐をきって味噌をといたり、キムチと豚バラを炒めたり、きゅうりをスライサーできってわかめと和えたりをやってもらう。本人、「これで独立(一人暮らしの意味だと思われる)してもつくれるかな」と少し先の未来に希望をもっていた様子で、みていておもしろかった。
おー、カンナさん!
さっすがのガイブン通ですなあ。ぜんぶ未読ですよ、わたくしは。
そうそうトレヴァーも楽しみですし、2月はブッカー賞の邦訳も出るのですよね。コスタ賞受賞作は見逃しておりました。
『愚者(あほ)が出てくる、城寨(おしろ)が見える』は私も気になっていました。
ンディアイは昨年、来日されていたんですよね。カンナさんのコメント読んでぐぐっていたら、その時のインタビュー記事を読みふけってしまいました。
本の楽しみは今年もやはり尽きることなくたっぷり。うれしいなあ。いろいろ教えてくださって、ありがとうございます!
DVDもおすすめがありましたら、また教えてくださいね。
投稿: さかな | 2009.01.13 09:36
今のところ既刊はクローデル『ブロデックの報告書』だけで後の2冊はこれから、カースン『シャムロック・ティー』とトレヴァーの『アフターレイン』です。
予定外で読んだ古典新訳文庫の『愚者(あほ)が出てくる、城寨(おしろ)が見える』が私には面白かったですし、年末に読んだコスタ賞受賞作『震えるスパイ』も帯にあるようにル・カレとグリーンの世界で非常に好きでした。2月になったらマフフーズやアディガのブッカー賞受賞作も出版されるようでこれまた楽しみです…って今年は家にこもって読書とDVD生活です。←ネットで借りてポストに返却~♪にも登録しました。そうそう延期になって気をもんでいるのがマリー・ンディアイの『ロジーカルプ』です。
投稿: カンナ | 2009.01.12 15:09
なぜ、そのような読み間違いを(笑)。
とはいえ、なにはともあれ、今年もよろしくお願いいたします。昨日からの来客で読み切れていないのですが、サガンを楽しみながら読んでいるところです。これを18歳で書いたなんて!
新潮社の新訳コレクションも追いかけてみたいと強烈に思い始めています。
サガンの生涯を描いた映画も興味をそそられます。観られたら感想聞かせてくださいまし。
好きな作家による3冊ってどれとどれとどれですか?
投稿: さかな | 2009.01.11 23:00
考え込んだ一日…?最近読み間違えが多くて(笑)
遅ればせながら本年も宜しくお願い致します!
新潮社も新訳コレクションが始まりましたね。私はその中にサガンが入っていることに疑問があったのですが(私は好きですが評価が分かれているようなので)、どうもサガンの生涯を描いた映画が公開されるようです。これが全ての理由ではないかもしれませんが、予告編であのクリクリのショートヘアと上目遣いのそっくりさんを観ました。今月は好きな作家が3冊も翻訳されるので幸先良い新年のスタートです。
投稿: カンナ | 2009.01.11 11:27