デバ! ハダカデバネズミの魅力
新聞のコラムで小川洋子さんが紹介されていて気になっていた、ハダカデバネズミ。数日前に読んだのですが、期待していたとおり、とってもキュートな生き物!
岩波科学ライブラリーは、以前にもクマムシというおもしろい生き物の本を出していましたが、個人的にはこちらのハダカデバネズミに、より惹かれます。
なんといっても名前が強烈です。ハダカデバネズミ。その名のしめすとおり、毛のない体に出っ歯のネズミ。小さい生き物にもかかわらず、女王になると40年近く生きるという。
愛称デバは、大勢の仲間とともに地下にトンネルを掘り、秩序だって暮らしている。働きデバ、兵隊デバ、王様、女王というデバの階級において、働きデバは、女王が子どもを産み育てている時は、自らの体を肉ぶとんとして提供する。肉ぶとん階級!
兵隊デバは、天敵がおそってきた時には、なんと、自らヘビの口に入っていく。これは遺伝子共有率が高いので自己犠牲的な行動があらわれるそうだが、埼玉県こども動物自然公園には、この自己犠牲のリアルな生態展示もされているようで、本書では展示写真も掲載されている。ああ、実物をみてみたい。
ということで、版元の岩波書店サイトでは、デバの動画や声が紹介されています。ぜひぜひ、かわいらしいハダカデバネズミと出合ってください。[Link]
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