おおかみのおいしゃさん
『こねずみディディ・ボンボン』以来、ちびちゃんは、オルガ・ルカイユの絵本がとってもお気に入り。おどろおどろしいのだけど、お話はかわいらしさもあり、独特の魅力があります。動物はどの動物でもリアルでコワイんですが、なにもここまでおっかなく描かなくてもと思うのですが、いやな怖さではないのです。
岩波書店からルカイユの2冊目は『おおかみのおいしゃさん』。具合が悪くなったウサギのマルクが、お母さんに連れられて、いろんなお医者さんのところに出かけます。けれど、もぐらのお医者さんも犬のお医者さんも、ウサギのためになるような診断をくだしません。「みんな自分のつごうばっかりだね」とはちびちゃん。さて、最後に診てくれたおおかみのお医者さんはどうだったでしょう。
作者オルガ・ルカイユは、すでに亡くなっているのですが、邦訳もいくつかあります。他の作品もぜひ読みたいところです。
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