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2009.11.22

免疫の壁

 

「みすず」11月号に中井久夫さんの「新型インフルエンザ流行への私的準備」が掲載されています。

 ここで語られている免疫の壁とは――。

 一人が1.1にうつせば、感染症は広まる。一人が0.9人にうつすようになれば、感染症はひいてゆく。
 (略)「免疫の壁」とは何か。すでに感染して免疫を持っている人たちが、ウィルス感染を起こすパワーのある人と、まだウィルスにかかっていない、まっさらの人との間にたちはだかって、感染の能率を悪くする。これが「免疫の壁」である。全国民を滅ぼした感染症がない理由である。

 ちびちゃんも、いま「免疫の壁」をつくりつつある一人になってしまいました。クラスも学級閉鎖、担任の先生も感染しておやすみです。

 中井さんの文章によると、

 感染症は機先を制することがほんとうに重要であるのは、症状の出るすくなくとも二日前から感染症が始まっているからである。

 風邪の初期症状を自分で知り、その対策をたてておくのが大事だと、中井さんは書かれ、ご自身の対策を細かく教えてくださっています。これを読んでから、わが家もより「生活習慣のメリハリ」を気をつけていたのですが、集団生活の場での感染力はやはり強いです。

 さいわい熱も下がりました。高熱時のうわごとはドキリとしましたが、いまは笑顔も出て食欲も少しずつもどってきているところ。きょうだいにはうつっていないのですが、これからも気をつけなくては。

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コメント

NONさん

あたたかいお見舞いの言葉をありがとうございます。NONさんの言葉を伝えたら「よっしゃー!」と喜んでました♪

でもいまちょっと上のお兄ちゃんがあやしくなってます。反応はでていないんですけれど。
小学校も中学校も37度が早退の基準だそうです。さて、彼も免疫の壁のひとりになるかなあ。

ああよかった。ほっとしました。
ぐったりしているだけでも心がしめつけられるのに、うわごとを耳にするのは、ほんとうにつらかったとおもいます。
気をつけていても、のがれられないことはありますよね。文明で守ることができない、生き物としての試練。人は大きな流れの中で無力だと思い知らされます。
とにかく、免疫がついてよかったです。つらかったけど、これでこの時期、世界でいちばん強い人のひとりになったよとお伝えください。

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