かまくら
子どもたちが一日自然に親しむプログラムが土曜日にありました。
山は雪、風も強く吹雪のような天気だったそうですが、存分に雪遊びを堪能したようです。大きなかまくらは、小中学生と大人のスタッフ含め20人以上でつくったとか。
ちぃちゃんは、おやつのお汁粉をこのかまらくの中で食べられたと喜んでいました。
迎えに行った時、中に入らせてもらったのですが、大人が立って入れるほどの大きさ。冬遊びに満足して帰りの車の中でちぃちゃんぐすうり眠ってましたとさ。
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子どもたちが一日自然に親しむプログラムが土曜日にありました。
山は雪、風も強く吹雪のような天気だったそうですが、存分に雪遊びを堪能したようです。大きなかまくらは、小中学生と大人のスタッフ含め20人以上でつくったとか。
ちぃちゃんは、おやつのお汁粉をこのかまらくの中で食べられたと喜んでいました。
迎えに行った時、中に入らせてもらったのですが、大人が立って入れるほどの大きさ。冬遊びに満足して帰りの車の中でちぃちゃんぐすうり眠ってましたとさ。
最新号2010年03月号の「イラストレーション」では昨年急逝された、かがくいひろしさんが個人特集されています。
夫人のインタビューも掲載され、仕事机の写真もあります。奥様とは、同じ大学で同じ研究室所属が縁で結婚されたとのこと、おふたりも教職をされながらお嬢様を育て上げたそうです。そんな子育ての様子もインタビューにはあり、いそがしくされていた生活がかいまみられます。
ほかにも担当編集者さんたちのコメントアリ、ラフスケッチあり。付録には、偕成社さんから刊行予定だった「ぞうきんがけとぞうさんがけ」をラフスケッチで小冊子に仕上げたものがあります。
ほんとうに逝ってしまわれたのだなあとしみじみとかなしい。
今年のPW の Cuffies はコールデコット・ニューベリー賞発表後だったので、受賞した作品とすこしかぶっているものもあります。
それでも毎年心待ちにしているのは、実際に現場で子どもの本を売っている人の声がコメントとしてスパイスのように読めること。人の声が聞こえてくるようで、だからこそ、1月をすぎると今年の Cuffies はまだかなあと待ち遠しくなるのです。
さて、The 2009 Cuffies、
もっともお気に入り絵本は、コールデコット賞受賞作でもある"The Lion & the Mouse" by Jerry Pinkney。次点は"Otis" byLoren Long。この表紙、気になっています。
お気に入りの読み物は Middle Grade と YAの2つにわかれて紹介されています。
ニューベリー賞受賞作"When You Reach Me" by Rebecca Stead がMiddle Grade。本書は、このCuffiesの中で、「書店員がもっとも売りたい本」や、「読んだら話さずにはいられなくなる本」にも選ばれています。
次点は邦訳も出ているディカミロの『ピーターと象と魔術師』(長友恵子訳/岩波書店)"The magician's Elephant"と、日本でも人気あるシャロン・クリーチの"The Unfinished Angel"。
YAでは"Marcelo in the Real World" by Francisco X. Stork 次点は"If I Stay " by Gayle Formanとローリー・ハルツ・アンダーソンの"Wintergirls"。
売れ行き抜群本の筆頭は"LEGO Star Wars"だったようですが、次点にあがっている、"Ounce dice Trice"がおもしろそう。
すべての記事はこちら。
■The 2010 Cuffies [Link]
「文法の痛みは文法で治す。スペルの誤りは書き方の練習で治す。本を読むのが怖いという場合、薬は読書だ。読んでもわからないという恐怖心は、文章のなかにどっぷりと浸ることによってしか治らない。物事を深く考えようとしない習慣は、今ここの教室で、今ぼくたちが実際にここにイ(y)るこの授業時間中に、ぼくたちが格闘している対象だけを限定的にとらえようとする理性の応援を得て、はじめて治すことができる。」
書影リンク先のbk1では「購入できません」となっています。増刷前の品切れでしょうか。版元サイトでは「在庫些少」ですが、amazon.jpでもすぐには購入できないようです。
付箋ぺたぺた貼って、読んだあと、付箋の箇所を何度も読み返しています。
上記の引用はそのひとつ。感想をbk1の方にアップしました。
ペナックが劣等生だったからこそわかる生徒の感情。劣等生を卒業(?)し、教職につき、今度は劣等生たちに教える日々。ここでペナックが実践したことのひとつを、私もわが子にすすめてみようと思ってます。
フェリシモでつくっている四日市の児童書専門店メリーゴーランド店主:増田喜昭氏プロデュース絵本シリーズ「おはなしのたからばこ」。今晩、このうちの新刊19巻から21巻の3冊を子どもと読みました。
『おはなしのたからばこ』はグリム童話を元に富安陽子さんが文章を、メリーゴーランド主宰の絵本ワークショップ「絵本塾」出身、本作がデビューというフレッシュな画家、尾崎幸さんの銅版画を描いています。貧しい母娘ふたりぐらしの家。ある日、娘がまほうのなべをもらい受けます。呪文をとなえると「おいしいおかゆ」がでてくるおなべ。食べても食べても飽きないおかゆ。子どもたちは、そのおいしそうな描写、とろとろクリーム色のおかゆに、「食べたい!」といいながらじいっと絵本に集中していました。
『ポケットに砂と雪』は、和田誠さんが絵も文もかいています。砂漠と山、それぞれの場で縁もゆかりもない男2人が、不思議な体験をします。すっきりと整った画面で展開されるストーリーは少しミステリー。ラストに子どもたちが「へぇー」と声をあげていました。
『きりの村』は、今江祥智さんの文に宇野亜喜良さんが絵をつけています。1961年の作品。だからというわけではないのですが、大人の私にはちょっとなつかしさを感じました。幻想的な宇野さんの絵に、静かな語り口の今江さんのお話がぴったり寄り添い、迫力があります。言葉のない見開きの絵では、「ちょっと怖い」という子どもたち。最後まで読んだら、ちぃちゃん「わたし、この絵描きたい!」と言ってました。
もともと小さな版でフェリシモの会員のみに出ていた絵本が大きな版型で出ているのですが、これは絵本にとってしあわせなことですね。絵のもつ力を、このくらいの大きさで楽しみたいです。このシリーズ、どの絵本もおもしろくて、以前に出たものもよく読み返しています。
■『ブックバード日本版ってこんな雑誌
『ブックバード』は第二次世界大戦で荒廃したヨーロッパで、子どもの心の糧となる本を届けようと呼びかけたイエラ・レップマンの理念を基に1953 年に設立されたIBBY( 国際児童図書評議会・本部スイス) の機関誌で、1963 年から発行されている雑誌です。(引用:発行元のマイティブックサイト[Link]より)
昨年12月初めから配布されている雑誌「ブックバード」を読みました。どんな雑誌かは、発行元のマイティブックサイトから引用しました。
国境を越えてというとすこしおおげさですが、ひとつの国の児童文学だけを網羅するのではなく、世界72か国が加盟するIBBYの機関誌ならでは、さまざまな国の児童文学、ヤングアダルト文学の現況を報告してくれます。邦訳されていない各国の注目絵本、児童書を紹介するコーナーも絵はがきスタイルで読みやすいものになっています。
とはいえ、あくまで準備号ですので、レイアウトなどはより洗練されていくのでしょうね。3月の創刊号が待ち遠しいです。
本号では下記の内容がもりこまれています。
○ジェノサイドという現実を見つめた世界の児童文学
○アジア系イギリス人作家が模索する、混合文化とアイデンティティ
○インドのヤングアダルト文学
○欧米へ旅立った中国民話『西遊記』
○フィンランドから「国際子どもの本の日」をマンネリ化させないアイデア
○パフィンブックスの歩み
何よりの魅力は、英米圏の情報はインターネットなどで得やすいですが、他国の論文を読めること。楽しみ+うれしいです。
なお準備号を無料配布するため、津田塾大学翻訳コース修了生の翻訳原稿を元に制作されているそうです。
■『ブックバード日本版』のお申し込み方法 (引用:マイティブックサイト[Link]より)
『ブックバード日本版』は富士山マガジンサービスからお届けいたします。『ブックバード日本版』は、書店では取り扱っておりません。インターネット、お電話でお申し込みください。お申し込み時点の最新号より、富士山マガジンサービスから確実にお届けいたします。創刊号発売前(2010年3月15日以前)のお申し込みはご予約になります。
▼1冊2,310 円(税込・送料380 円)
▼1年間購読(4 冊) 9,240 円(税込・送料無料)
▼創刊準備号0円(送料380 円)
雑誌に関するお問い合わせはこちらへ
株式会社マイティブック 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-19-8 岡田ビル2階
℡ 03-5485-1118 FAX 03-5485-7545
happy@bookbird.jp
昨年12月はじめに発表されていたのですが、追いかけるのを忘れていました。自分の覚え書きとして、TIMEでの、児童書トップ10作品です。[記事Link]
たくさんある賞発表の中で、このアレックス賞[公式サイトLink]もいつも楽しみにしているものです。12歳から18歳のヤングアダルト世代に読んでもらいたい一般書(発表年の前年度に刊行されたもの)に与えられ、10冊選ばれています。
値段比較をして安いペーパーバックが出ているときはそちらにリンクしています。 昨年11月18日に発表された全米図書賞児童書部門のファイナリストに選ばれている"Stitches: A Memoir" by David Small が今回のアレックス賞の1冊になっています。Meg Rosoff(メグ・ローゾフ)も、日本ではYAが2冊刊行されていますね。
今日日本時間の夜9時45分から約1時間かけて、2010ALA各賞が発表されていました。年々情報が入りやすい環境になっているような気がします。Livecastはwebでリアルタイム、twitterも早い、発表後30分ちょっとでPWの速報メールも入ってました。
twitterは、芥川賞や直木賞の発表も早かった。それと楽しいのは、賞についてあれこれのつぶやきで場を共有しているリアル感ですね。ALAの発表も長いので、あといくつの賞があるんだっけと思っていたら、やっぱり同じ思いをしている人がいて笑えます。
ということで、今年のニューベリー賞、コールデコット賞は下記の本でした。
★ニューベリー賞
☆ニューベリー・オナー作品
★コールデコット賞
☆コールデコット・オナー作品
その他たっぷりの賞一覧はこちら公式サイト[Link]に掲載されています。
冬らしい天気が続いています。
ハイチの地震、冷泉さんのメルマガ記事で歴史背景を勉強しました。ハイチ出身のエドウィッジ ダンティカットの『息吹、まなざし、記憶』を読了。たまたま意識せずに、午前中にはマキューアンの『初夜』を読み、夜にこの本を読んだのでした。重なるものはないけれど、共通することがらについて頭の中でなんども考えました。
今日、買い物で市内をぐるっとひとまわりしたとき、車から見えた風景。
この写真を撮ったあと、猛吹雪。
家が揺れていました。
カリッコリーというおもしろい野菜が売っていたので購入。ロマネスコともいわれるものらしく、カリフラワーの一種で、味はブロッコリーのようです。
おいしくゆでて、贅沢にもアサクラオイルをかけて食べました。おいしかったぁ! 子どもたちも気に入っていたようです。
それにしてもおもしろい形、円錐形の規則正しい姿が美しい。
今日はちょっとお知らせをば。
1月10日号の「書評のメルマガ」(Link)より、拙文を連載していただくことになりました。リンク先のバックナンバーからすでに配信された号を全文読むことができます。
「いろんな人に届けたい こどもの本」というタイトルで、今回はセンダックの絵本『かいじゅうたちのいるところ』の小説版(デイヴ・エガーズ著/小田島恒志・小田島則子訳/河出書房新社)をとりあげています。毎月10日号に書いていきます。読んでくださるとうれしいです。
今日は地区の歳の神。
子どもたちは柔道の鏡開き、帰宅してから初市へ。夕方にこの歳の神を燃します。わらも田んぼから、地区の人たちでわらを持ち込み縄を編みます。竹も山からとってきて、建てています。歳の神用に、地区の役員が年前から茅を刈って田んぼにたてて保存してあるのです。
読初は、小説では『通訳 ダニエル・シュタイン』、児童書では『ようこそキミワルーイ屋敷へ』でした。
『通訳~』は、ポリフォニー、複数の声から浮かび上がる時代、そして主人公のダニエル・シュタイン。どの文章も力強く、血と肉になりそうです。再読しなくては。
児童書『ようこそキミワルーイ屋敷へ』は、いたずらアラミンタシリーズ本の1冊目です。数年前から流行(?)している、150ページ弱のページ数という読みやすい分量、魅力的なイラスト、翻訳者も斎藤倫子さんですから、楽しい本に仕上がっています。次はどんな展開をみせてくれるのか楽しみ。
Rogerさんのブログ(Link)によると、今年のスコット・オデール賞はMatt Phelan for The Storm in the Barn, published by Candlewick とのこと。グラフィック・ノベルでとてもおもしろそうなのだけど、密林さんでは2~3週間待ちのようなので、すぐには入手できないのが残念。
子どもたちが遊んでいる広場の方達より、門松をいただきました。「門松」はお正月に歳神様(福の神)が入ってくる時の、目印として飾るものですという言葉もついています。3人それぞれもらったので、3つの門松。
1月4日、今日から仕事初めの方も多いでしょうか。わが家では、上の子が朝練で早々に出かけました。つれあいは明日から。5時頃にはまだお月様も光ってましたが、6時だと明るくなっています。
ここしばらく、子どもたちの衣類やおもちゃをかなり整理しました。おさがりで着られるかもとずいぶんと貯め込んでいたのです。一枚一枚、思い出がありますが、3人全員が着たもの以外はきれいさっぱり。
片づけをしてる中で、なつかしいおもちゃも出てきました。このヒヨコのおもちゃは、電池など使わない、ねじ巻き式でぐわぐわっと声がして、ヒヨコがゆらゆらゆれるものです。上の子が生まれた時、ペンパルのカリフォルニアのおばあちゃんがお祝いに送ってくれました。私が中学生の時から文通していました。残念ながら数年前に亡くなってしまいましたが、昨日は久しぶりにねじを巻いて、家族でおもちゃを愛でました。
あけましておめでとうございます。
今年もまたブログでおつきあいできるとうれしいです。
ここ数年、京都の友人家族と年越ししています。彼女たちがくる時はいつも雪がたっぷりふり、子どもたちは大喜び。今回も、暮れからぼっさぼっさと降ったので、かまくらづくりもすべり台もつくり、外で雪遊びを堪能しました。
紅白をみながら、日本酒を飲み、ひたし豆、にしんと竹の子の煮付け、こづゆをいただきます。新しいを迎えて挨拶してから就寝。
元旦は友人リクエストにより地元のラーメンを食べに行きました。私の食べたのは「くん玉ラーメン」。それぞれに満足してから帰宅。かまくらを再度つくったり、大人はお酒を買い足ししたり。
尽きぬおしゃべりを楽しみました。
しあわせな年越し、そして新年。
みなさまにとってもよい年になりますよう!
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