学校の悲しみ/ダニエル・ペナック
「文法の痛みは文法で治す。スペルの誤りは書き方の練習で治す。本を読むのが怖いという場合、薬は読書だ。読んでもわからないという恐怖心は、文章のなかにどっぷりと浸ることによってしか治らない。物事を深く考えようとしない習慣は、今ここの教室で、今ぼくたちが実際にここにイ(y)るこの授業時間中に、ぼくたちが格闘している対象だけを限定的にとらえようとする理性の応援を得て、はじめて治すことができる。」
書影リンク先のbk1では「購入できません」となっています。増刷前の品切れでしょうか。版元サイトでは「在庫些少」ですが、amazon.jpでもすぐには購入できないようです。
付箋ぺたぺた貼って、読んだあと、付箋の箇所を何度も読み返しています。
上記の引用はそのひとつ。感想をbk1の方にアップしました。
ペナックが劣等生だったからこそわかる生徒の感情。劣等生を卒業(?)し、教職につき、今度は劣等生たちに教える日々。ここでペナックが実践したことのひとつを、私もわが子にすすめてみようと思ってます。
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