The 2009 Cuffies
今年のPW の Cuffies はコールデコット・ニューベリー賞発表後だったので、受賞した作品とすこしかぶっているものもあります。
それでも毎年心待ちにしているのは、実際に現場で子どもの本を売っている人の声がコメントとしてスパイスのように読めること。人の声が聞こえてくるようで、だからこそ、1月をすぎると今年の Cuffies はまだかなあと待ち遠しくなるのです。
さて、The 2009 Cuffies、
もっともお気に入り絵本は、コールデコット賞受賞作でもある"The Lion & the Mouse" by Jerry Pinkney。次点は"Otis" byLoren Long。この表紙、気になっています。
お気に入りの読み物は Middle Grade と YAの2つにわかれて紹介されています。
ニューベリー賞受賞作"When You Reach Me" by Rebecca Stead がMiddle Grade。本書は、このCuffiesの中で、「書店員がもっとも売りたい本」や、「読んだら話さずにはいられなくなる本」にも選ばれています。
次点は邦訳も出ているディカミロの『ピーターと象と魔術師』(長友恵子訳/岩波書店)"The magician's Elephant"と、日本でも人気あるシャロン・クリーチの"The Unfinished Angel"。
YAでは"Marcelo in the Real World" by Francisco X. Stork 次点は"If I Stay " by Gayle Formanとローリー・ハルツ・アンダーソンの"Wintergirls"。
売れ行き抜群本の筆頭は"LEGO Star Wars"だったようですが、次点にあがっている、"Ounce dice Trice"がおもしろそう。
すべての記事はこちら。
■The 2010 Cuffies [Link]
« 学校の悲しみ/ダニエル・ペナック | トップページ | イラストレーション かがくいひろし特集 »
こちらも、わぁい! 毎年一番乗りのコメントありがとうございます。
このCuffiesでBUNさんと会話するのが毎年の楽しみです。
年々おとなしくなってというか、ふつうに近づいていますが、おっしゃるようにOddest Request はかわいい質問があるんですよね。
レゴの本はめちゃくちゃ売れているみたいで、ニューヨークタイムズの子ども本コーナーにいつもトップにありますよね。
「Penderwicks」、2008年に続編が出ていたんですね。3巻目を心待ちにしている読者がいるわけだ。確かに別の言語版ってときどき次が出たのか!ってドキリとしますね。日本でもクラシック系はコンスタントに出ているので、出そうな感じはしますよね。表紙もこのまま使ってもすてきですし。
投稿: さかな | 2010.01.27 18:57
わーい、毎年ありがとうございます!
ちょっとおとなしくなっちゃったけど、Oddest Requestのコーナーやなんかは、相変わらず楽しいですね。
「おとなの本みたいのじゃなくて子どもの本」をさがしてる6歳の男の子かわいいなあ~。
以前はたしか「電車で読んでいると乗り越しちゃう本」とか、いろいろなタイトルがあって、おもしろかったんですよね。
えーと、レゴの本がすごそう(笑)。じつはうちに、レゴの彫像写真集があるんですけど、思わず見入っちゃうんですよ。
「Die Penderwicks」も、はやりの都市伝説みたいなやつかと思ってどきっとしたけど、ドイツ語かあ。インテリジェントなオチだわ(笑)。そういえば Penderwicksは日本では出ないのかな。ちょっとクラシックすぎますかね~?
投稿: BUN | 2010.01.27 18:29