日記特集とか小村雪岱
雑誌「新潮」、今月の特集は《100年保存大特集 小説家52人の2009年日記リレー》。大江健三郎さんにはじまり、次は金原ひとみさん、島田雅彦さんと、1週間交代で日記が掲載されています。人によって書いている場所も違うので、空気ががらりと変わり、おもしろいです。
日記特集といえば、昨年にでた水戸芸術館の「WALK」[Link]でも1冊まるごと、あとがき含めてすべてのページが日記という特集で、こちらもおもしろかったです。ひとりあたりの書く日記期間が長く、濃密です。
「新潮」にもどると他の記事はこれから読むのですが、大竹伸朗「見えない音、聴こえない絵」の連載で〈雪色の余白〉と小村雪岱のことについて書かれていました。今月号の「芸術新潮」ではその小村雪岱特集です。この特集には載っていませんでしたが、私も2冊、小村雪岱挿絵の本をもっています。アルスで出していた日本児童文庫『源平盛衰記物語』(土田杏村)、『太平記物語』(藤村 作)の復刻版(名著普及協会)です。恩地孝四郎の装丁といい、この児童文庫はすごい人たちでつくられていたのだとあらためて思います。
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コメント
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せいさん、こんばんはー☆
私は鏡花つながりではなかったのですが、雪岱から鏡花に興味をもっているところです。鰭崎英朋、知りませんが、ぐぐると、これまた魅惑的な絵ですね!
ここまで大きいかまくらを庭でつくれるのは、なかなかないです。
子どもたちも堪能していました。
今日は市民体育祭で柔道の試合があったので、疲れているかなと思ったのですが、帰って来る前に、Rさんがかまくら用に雪山をこさえていたので、すぐさま夢中になってつくっていました。
肝心(?)の柔道は上の子以外は勝ち知らず(笑)。
なにはともあれ、今年は冬らしい冬で、雪遊びが存分にできていますよん。
投稿: さかな | 2010.02.07 23:35
こんにちは。
この「芸術新潮」、表紙にひかれて本屋でたちよみしました。
小村雪岱、知らなかったんですが、モダンかつ江戸ですね。
最近、鰭崎英朋という挿絵画家も知ったとこだったんですが、
このふたり、鏡花の挿絵でつながりがあるんですね。
ほかにも鏑木清方が挿絵かいてたりしてたそーで、ほんと
鏡花の本って、文も絵もゼータクだったんだなぁ、と。
横浜もさむいですが、雪うさぎ作れるほどの雪さえ降らず。
かまくらはいいなぁ。よい冬をおすごしくだされ。
投稿: せい | 2010.02.07 21:48