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2011年3月

2011.03.30

長い短い

0330
 3月も明日で終わり。11日を境に時間のたつのが長かったり短かったり、ぽっかりあいてしまったような不思議な感覚があります。

 灯油もガソリンも購入できるようになり、出かけるときの不安が軽減されました。
 メールやお手紙をいただき、お見舞いの言葉がとてもありがたいです。
 おかげさまで、物流もだいぶ動いているようで、生活の不安がだいぶとれました。
 つれあいの会社も被災しずっと自宅待機なのですが、今週末から少しずつ動き出しそうです。子どもたちも帽子と上着で外遊びもするようになっています。

 毎日、麦みそのおみそ汁を家族で食べています。青菜を分けていただいたので、今朝は小松菜の花芽ととろろ昆布とお麩のおみそ汁。食はよりいっそう大事にしていかなくては。麦みそもお塩も、おいしいものをいただいています。

 昨日は吉田真澄さんの「子どもの本だより」のメルマガも発行しました。ご紹介した本はリンドグレーンの『ミオよわたしのミオ』です。久しぶりに再読したのですが、リンドグレーンの物語世界の深さを楽しみました。
 ちょうど、いまボローニャではリンドグレーン賞の発表があり、ショーン・タン氏が受賞されました。タイミングよく、河出書房新社から『アライバル』が刊行されたばかり。"Tales From Outer Suburbia"も同社から刊行予定となっています。原書で読んでとても好みだったので、翻訳も楽しみです。

2011.03.26

3月26日土曜日

0326
 地震から2回めの週末。
 今週は小学校の卒業式が無事行われました。
 地震のあった日は中学校の卒業式で、その時にもらってきた、チューリップとスィートピーの花と交代するように、小学校でも色は違ってましたがもらってきました。きれいな花になぐさめられます。
 今日は朝から断続的に雪。時折、真っ白になるほどの吹雪状態でした。
 庭の福寿草も寒そうにみえます。

 近所の避難所の炊き出しは地区ごとに行っているそうで、区長さんから声がかかるようです。
 一昨日、灯油2缶購入することができました。
 ガソリンも、長蛇の列ながら、満タンに入れてくれるスタンドがでてきたようです。給油できるスタンドは日々変わります。
 できる範囲で仕事も進めています。ネットが使えるからこそで、本当にありがたい。
 コンビニにおにぎりやお弁当、パン、種類は少ないものの夕方になっても棚にいくつかおいてありました。
 雑誌も今日発売のものから書店に配送されているようです。地震から昨日までの間の雑誌や漫画、本は、いつ入ってくるかはわからなく、アマゾンやbk1は、県単位で発送できるかどうか決めるそうで、ここの県にはまだ発送できないそうです。昨日から宅配便の集配が再開されていたのですが、まだそれは反映されないとのことでした。
 

 
 

2011.03.18

3月18日金曜日

 地震から1週間。
 昨日、地震からはじめて郵便が届きました。岐阜県からのはがきです。
 今日は京都からも郵便が届きました。うれしいです。
 まだ宅急便などは制限がありますが、こうして届くものがくると、明るい光がみえてくるようです。

 電話はまだつながりにくい時がありますが、ひさしぶりの方から声を聞くことができています。
 食事もとれています。
 発表が延期になっていた中学ボーズ君、おかげさまで春がきました。
 こわいのはガソリンと灯油ですけれど、いまは待つのみです。

 危険なところで作業してくださっている多くの方々に、申し訳なさと感謝を深く深く感じています。

 
 

2011.03.16

ル=グウィンさんから、日本の読者へのメッセージ

 昨夜、友人である翻訳者の谷垣さんからル=グウィンさんからのメッセージが公式サイトに掲載されていることを教えていただきました。

 

 それはとても心のこもった言葉でした。昨夜ツイートした瞬間から、たくさんの方にリツイート、リプライ、ファボをいただきました。

 

 谷垣さんがそのメッセージを、ル=グウィンさんがこのメッセージを伝えたい人、このメッセージによって力を得られるかもしれない人に伝わることを願って日本語に訳されました。

 

 許可を得て掲載します。

 

 ル=グウィンさんのメッセージ原文はこちらです。アーカイブ3/14 → 

 

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わたしの翻訳者で友人のアケミ・タニガキ(東京在住)に短いメールを送った。返ってきたメールはこういう書き出しだった。

 

「心配してくださってありがとう。
わたしは大丈夫で、家族もみな、大丈夫です。
だけど、とても悲しくて、無力感と心配でいっぱいです」

 

 そして、そのメールには、日本のあなたの読者にあてた簡単で短いメッセージを公式サイトに載せてもらえないか、と書いてあった――「非常につらい目にあっている人たちにかける言葉を見つけるのが、とても難しいのは、よくわかっていますけれども」
 そのとおりです、アケミさん。それは難しい。不可能だと言っていいぐらい。でも、せっかく頼んでくれたのだから、がんばってやってみます。

 

 

日本の読者の皆さんへ

 

 

 

 わたしたちとあなたがたの間には海があります。でも、その海で、わたしたちとあなたがたはつながっています。

 

 日本を襲った大津波は海を旅しながら、だんだん弱くなり、アメリカの西海岸に達しました。それはここではほとんど害をなしませんでした。けれども、あなたがたの悲しみと苦しみが大きな波となって、その小さな波とともに、わたしたちに届きました。

 

 こちらではたくさんの、とてもたくさんの人が今、あなたがたのことを考え、あなたがたのために泣き、最悪の時が早く過ぎ去るように祈っています。そのことをどうか知っていてください。

 

 このように大きな喪失の悲しみ、苦しみ、不安のさなかで、日本のごくふつうの人々が示す静かな勇気に、わたしは言葉にできないほどの賞讃をおぼえます。
あなたがたのしっかりとした、忍耐強い顔を見ると、その美しさに打たれます。ひとりひとりの顔に目を向けると泣けてきます。あなたがたに力がみなぎり、よ
りよい明日への希望を胸に抱けるよう願っています。

 

 

愛をこめて
アーシュラ
2011年3月14日

 

(翻訳:谷垣暁美)

 

2011.03.12

家族みな無事です

ご心配くださったみなさま

わが家は家族みな無事でおります。
家の中は落下物で整理できていませんけれど、電気、水、ガスはいまのところ大丈夫です。電話はつながったり、つながらなかったりです。
ネットではメール、twitter、Skypeでつながっています。

(追伸)

断続的に強い余震はきていますが、ひきつづき、みな無事に過ごしています。ごはんも食べました。休めるときに休むようにしています。(pm23:21)

(3月14日追伸)

市内の被災状況はさまざまですが、月曜日、小学校は通常授業、給食実施(市内の中では休校、午前のみ、お弁当持参とさまざま)、中学校は建物にヒビが入り休校でした。高校の合格発表は延期。ガソリンスタンドは列をなしており、灯油はどこにあるのかよくわかりませんでした。それでも夜のコンビニでは、近県からきたおにぎりが並び始めました。お弁当も一種類だけ並んでいました。わが家から歩いてすぐ食料調達できるのはコンビニくらいなので心強く思いました。わが家は以前からと買い足したもので、しばらく食料不足になることはなさそうです。

 

2011.03.02

土がみえる

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 長もちしていた、かまくらもそろそろとけはじめてきました。田んぼも土がみえ、うねがみえてきました。今日の天気は曇りで空はおもたいですが、それでも春は近づいてきているのだなあ。小雪すこしぱらついてきていても。家の前に置いてある車の下も久しぶりに土がみえるようになりました。何か月ぶりだろう。

 受験ボーズ君も試験まで1週間になりました。当日もっていくお弁当に何をいれようか思案中。保護者会資料によると、「○頭の回転をよくする鰻・ホタテ ○記憶力を高める桜エビと卵 ○集中力が増すアサリや秋刀魚 ○気持ちが落ち着くチーズや豆腐・ひじき ○ストレスを解消する豚肉・ジャガイモ・ピーマン」
 本人希望で肉はいらないとのことなので、それ以外のもので。桜エビ入りの卵焼き、ひじきの煮物、ホタテのチーズ焼きとか? この日は小学校もお弁当なので、4人分のお弁当づくり。なにを入れようかなと考えるのは楽しい。いまの時期は帰宅後のおやつにもおにぎりをつくっています。昨日は鮭、一昨日はたらこ、今日は梅。お気に入りはごま塩をつけたもの。がんばってるね、あともうちょっとと声かける毎日です。

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