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Book! Book! AIZU
南陀楼綾繁 × 北尾トロ × えのきどいちろう トークショー 「はじめてのブックイベント」に行ってきました。
自分ひとりの楽しみに出かけるのはとても久しぶり。
お三方それぞれ本にたいする思い、それは一箱古本市であったり、高遠ブックフェスティバルのことだったり。声のよくとおる、えのきどさんのトークにすいつけられました。
この中で南陀楼さんが一番年齢が下ということもびっくり。
途中から、このブックイベント会津でのボス(?)、山本さんも入り、
大きなトピックがあるわけでもないのに、本っていいよねという思いが共有できたおもしろいトークショーでした。
あと早く50歳になってJR「大人休日」の恩恵にあずかりたくなりました。
北尾さんとえのきどさんはこの「大人の休日」でお手頃価格で東北にいらしたそうです。
本の楽しみ方はいろいろあって、
古本の魅力、新刊の魅力、それぞれが対立するのではなく、新大陸で本の世界が豊かな広がるといいなあ。
北尾さんの「レポ」最新号も購入しました。
会場の三番山下さんでは辻恵子さんの原画展や「かがくのとも」の絵本も購入できるようになっていて、2冊購入。サイン入りです。ほくほく。
こちらは辻恵子さんの切り絵ができるまでの動画
日本語に生まれて 中村和恵
世界を「わかる」(intelligible)ものにすること、それが物語ること、歌うこと、描くことの役目だ。こういうやりかたで変化を連続性の中に吸収していく思考が「野生の思考」だとすれば、文学の力を信じるものは「野蛮人」なのかもしれない。おそらくそうなんだとおもう。
歌が世界を存在させる、物語が世界を守ってくれる――
中村和恵さんはオーストラリア先住民族の発想をひきながらそれを普遍的に正しいとおもっていると。
中村さんがいうように
ひろい意味での文学と研究、教育は、切実に必要なのだとわたしはおもう。いまこそ文学なのだと。
という言葉にふかく共感。
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