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2011.06.22

日本語に生まれて

世界 2011年 07月号 [雑誌]

 日本語に生まれて  中村和恵

 世界を「わかる」(intelligible)ものにすること、それが物語ること、歌うこと、描くことの役目だ。こういうやりかたで変化を連続性の中に吸収していく思考が「野生の思考」だとすれば、文学の力を信じるものは「野蛮人」なのかもしれない。おそらくそうなんだとおもう。


 歌が世界を存在させる、物語が世界を守ってくれる――

 中村和恵さんはオーストラリア先住民族の発想をひきながらそれを普遍的に正しいとおもっていると。

 中村さんがいうように

 ひろい意味での文学と研究、教育は、切実に必要なのだとわたしはおもう。いまこそ文学なのだと。

 という言葉にふかく共感。

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