サリー
続編が昨年12月にでました。
3部作になる本作品のこの次作品は4月初めに刊行予定だそうです。
さ・え・ら書房の本らしい、いい意味での真面目な成長小説。
北アイルランドに住むサリーは、雇われ女として妹と一緒に別の州で働き、故郷に戻ってきました。
もう雇われ女にはなりたくないとサリーは決心し、故郷で自分の居場所をつくろうとします。
恋もします。けれど、サリーのえらぶ道は……。
自分のすべきことを探し、悩み、同時に恋でも悩むというのは、案外大人になってもあるかもと思うようになり、そんな気持ちで読了しました。
すてきなのだけど、やっかいでもある恋心をみずみずしく描かれていて、サリーのえらんだ道に共感します。
4月の3部作めが待ち遠しい。
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