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2013年5月

2013.05.21

みてみて!

 こどものとも年中向き6月号。「みてみて!」
 ことば 谷川俊太郎 写真 小西貴士

 上下見開きの写真絵本。
 子供が自然の中でみつけたものを、
 まさしく「みてみて!」と手で差し出している写真。

 みみず、
 カエルの卵、
 しんだヒミズ(モグラのなかま)
 たんぽぽのわたげ、
 へびのぬけがら、

 などなど。

 ひゃあと思わず声が出てしまう。
 カエルが苦手なちぃは「う!」といい、
 モグラが苦手なわたしは、ヒミズの写真に「うう」とうなる。

 つめに土が入った子供たちの手の中には、
 見てほしいものがちゃんとあっていいです。

 でもちゃんと別刷りでついている冊子にはこう書いてあります。

 おうちの方へ
 いろいろなものに触れる喜びを伝える絵本ですが、まれに自然の中には触れるのはあまり好ましくないもの(ウルシ科の植物や毛虫の類いなど)や、放射能の影響などで触れることについて慎重にならなければならない状況もありますので、大人の方のご配慮をよろしくお願いします。

 最後の一文はこれからことあるごとに付け加えなくてはいけない、ことが多いだろうな。


2013.05.19

12年めの運動会

201305191

上の子から数えること12回目の運動会。
晴天に恵まれ、すばらしい運動会日和でした。

早起きしてお弁当をつくります。

201305192

豆ごはんのおにぎり。
 グリーンピースはさやつきのものからゆでて(これはつれあいが前の晩に準備)、おにぎりにしました。

たづなこんにゃくの炒り煮。
 よくつくっているものですが、今回はこんにゃくがとってもうまい具合にできて、一番人気でした。

唐揚げ。
 お弁当の定番。三回から四回揚げています。数年前から、衣はたまごに片栗粉をつけてとろっとしたものに。

ゆで卵。
 これも、今年はとっても上手にできて満足。

きゅうり、かぶ、新人参の浅漬け。
 おいしい塩でつくっているので、美味しい。

タンドリーエビの串焼き。
 アスパラガス、カラーピーパンと一緒に。おいしいヨーグルトとカレー粉でつけこみました。でも、タンドリーは塩梅がむつかしい。

赤ピーマンのオルチョ炒め。
 我が家のおかずの定番。オルチョとコンチェント(天日塩)でくたくたに蒸し煮します。

ウィンナ。
 ちぃにお弁当のおかずをリクエストすると「ウインニャ!」と必ずいうので、いれてます。生活クラブの。

きゅうり。
 ちぃがもうひとついうリクエストは「きゅうり!」 拍子切りにしてもろみ味噌で食べました。


デザートはスイカとニューサマーオレンジ。
 ニューサマーオレンジは皮をむいていきましたが、すいかはクーラーボックスに丸ごと一個いれてお昼に切って食べました。暑いくらいの陽気だったので、冷たいスイカが美味しかった!


もうこうして早起きして時間を気にしてつくるお弁当はないのだなあ。
するとつれあいが、今度は時間を気にせずゆっくりつくって山でも登ろうよ、と言っています。
なるほど。それもいいです。


2013.05.14

楽しみは

先週まではストーブをつけていたのに、
今週は扇風機が必要なくらい暑さです。

昨日の夕ご飯は冷やし中華にしたのですが、
今日も暑くて何にしようかと迷いましたが、

新玉葱をたくさん買っていたので、
オルチョと塩、きざんだケッパーでとろとろに炒めて、そこにささみを入れて蒸し煮。
麻婆豆腐。
かぶ、青梗菜、新玉葱のスープ。味付けは旬味というおいしい料理酒と塩のみ。
レタスサラダ。

子供たちもぱくぱくと完食。
この時期ならではの新玉葱、んまいです。

朝のうちに提出する仕事をひとつ片付けて、
今日の楽しみは松家仁之さんの「沈むフランシス」(「新潮」6月号)を読むこと。

Casaでも連載しているものも毎月(とはいえまだ連載2か月め)を読んでいるのですが、
こちらは読み切りの楽しみ。
北海道の地名はなつかしく(わたしが道産子なので)。
深い知識の細部、この描写がなにより好みです。

2013.05.13

久しぶりの映画館

Eat

 地元に映画館はなくなって、でも、地元の人たちは隣の県とか苦なく観に行ってます。
 わたしは運転が苦手なのでフットワークが重たくて、運転して映画を観に行くという選択肢が自分の中にない。
 
 いま思えば、映画館や書店に一番通っていたのは名古屋に住んでいた時かもしれません。

 という話はさておき。

 映画館で「朝食、昼食、そして夕食」を観てきました。@新宿K's cinemaにて。

 たまたま上京する数日前、映画や本、音楽のいいのを紹介してくださっている友人(と思っている)方のツイートでこの映画のことを知り、検索すると映画館の場所もちょうどいいところにあることがわかり、よし観に行こうと。

 スペイン映画。
 スペイン巡礼地の終点地、ガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステラが舞台。世界遺産としても名高いところですが、映画ではそういう点についてはクローズアップせず、朝食、昼食、夕食、合計18の食卓を描いていきます。

 最初は次々にシーンが変わり、人が変わり、食卓の食べ物も変わり、つながりが見えてこなかったのですが、次第に誰と誰がカップルで、家族で、夫婦で、不倫関係で、とわかってくると、小さなドラマの積み重ねがおもしろくなってきます。

 食べ物のお皿もさりげなくでてくるだけで、グルメ!のようなものではなく、この地の食事らしくみえます。食事の時間はそれぞれに長く、テイクアウトだけのものもでてきます。

 日常、なんでしょうね。ほっとする映画でした。

 ちょうど終わったあとに、この映画の配給をしている代表の方によるトークがありました。あの大震災から10日後に開催されていた映画祭で最初にみたのがこの映画だったそうです。俳優として作品を選ぶことで有名なルイス・トサルが製作に関わったということで、興味をもったそうです。観たあとに感情が揺さぶられたのですが、震災で不安定な時だったかもしれないとすぐに権利交渉はせず、その年の12月にブエノスアイレスのフィルム・マーケットでもう一度観て、よし!と決意し権利交渉に入ったとお話しされました。このあたりはパンフレットにも書いてあります。

 俳優たちが即興で演じた90時間を107分の映画に仕立てています。

 観ているときに、すぐわからなかった人間関係も、こうして帰宅して数日たち思い出して、ああなるほどと納得する、あれ何食べてたのかなあと頭に浮かぶ、なんていうか、そういう映画です。
 印象に残ったのは、話を交わすことなく黙々と3食、小さなテーブルで向かい合わせに座るわけではなく、テーブルは壁につけているので、L字形に座って食べている老夫婦。ワインを飲まない食卓は彼らのところだけで、牛乳のような白い飲み物を大きなコップで飲みます。食事も質素ですが、ふたりとも残さず食べます。コップに飲み物をいれる手、パンをちぎる手、そのしわの多さになぜかどきんとしました。いつかこういう手になってわたしも食事をするんだろうなと。

 

2013.05.12

ミニビブリオバトル

昨日、翻訳百景ミニビブリオバトル+懇親会に出席してきました。

本家ビブリオバトル では持ち時間5分で行うのですが、
懇親会出席者で5グループに分かれ、1人持ち時間1分(!)で。
初めてなので1分という時間間隔もつかめていなかったのですが、
実際におこなってみると1分は短い。
ミニビブリオで3分もあるようですが、確かにと思いました。

わたしのグループは「1」グループ。5人。

最初の方の本。(ゲスト)

5番目がわたし。(ゲスト)

初版2003年。訳者は河野万里子さん。白水社からの刊行。
時は1970年代、主人公の親友のお兄さんはベトナム戦争に行っています。
そこから弟のキャルに書いている手紙を、主人公は読ませてもらい、こんなすてきな兄がいることをうらやましく思う。
このお兄さんからの手紙は主題ではありません。
けれど、この本を読んでから10年。読み返すたびに戦のおろかさをもっとも伝わる言葉で書かれた作品だと思っているのです。
兄が弟にあてた戦争の愚かさについて語る手紙はシンプルなものです。
その言葉を読むたびに、二度と戦に若者を送り出してはいけないと強く思う、
そういう物語です。
話の中で重要なモチーフとなるバプテスト派のことについては、八木谷涼子さんのお力をかりたとあとがきにあります。その八木谷さんも出席していたパーティでした。

2番目。



3番目。


4番目。


6番目。


7番目。


今回は各グループで発表したあとグループ代表を選び(その際ゲストは除く)、この度は5Gで再度発表。そして優勝作品を選びます。

本好きな人が本について語るのですが、おもしろいのです。

わたしたちのグループからは『歳月のはしご』をエントリー。
あらすじをいってもおもしろくない。ディテールを楽しんで欲しいという言葉が印象的な紹介でした。

優勝作品は別でしたけれど、さっそく私も中古本をポチリ。現在流通していないのかしら。

ビブリオバトルの後の懇親会も本の話題が先にあるので、初対面の方とも会話がはずみました。

懇親会中は、それぞれミニビブリオバトルで紹介した本を並べたのですが、その時に主宰の越前さんの了解を得て、もう1冊本を置かせてもらいました。

震災のことを子供がデジカメで撮った写真を中心にまとめられた本。
この本の続編として新聞形式で今年は刊行されています。
興味をもたれた方はFacebookページも開設されております。

ぜひ。

それにしても楽しい一夜でした。
本について語ることの楽しさを再確認しました。
機会をつくってくださった越前敏弥さんに深謝!

2013.05.10

作文のため、も兼ねて

20130510

 GWは細かな仕事が入っていたので、遠出はせず。
 高校生ボーズは長期遠征。現役ラストになるかもの長期遠征でした。
 小学生娘にGW中の作文ネタも兼ねて、
 以前から行きたかったツーデイカフェに3人でお出かけ。
 お休み後半からようやく天気がもちなおし、そういう日だったこともあり
 カフェも混んでいました。
 キッシュとサラダをいただいたあとは、デザート。
 スペイン風味豊かなアーモンドを使ったクリームと、
 さっぱり豆腐クリームの上にいちごがのっています。
 おいしかった。

 帰りに温泉に入ったところ、つい最近TVでみた「テルマエ・ロマエ」
 そのものの平たい顔族の女性バージョンの面々がずらーり。
 自分もその一人なんだろうなあとおもしろく思えました。

 

2013.05.09

本の小冊子

届くとすみずみまで読んで楽しむ「本と本屋とわたしの話」の4が少し前に届きました。

201305092

 小さい冊子を小説のような構成で味わえる内容。
 今回もすてきだなあとひとりごとがもれました。
 第一話を読んで最後で、えー、別れてしまったの。残念と、
 勝手なことをいってみたり、
 第二話の間に合わなかった書店にも、うーん残念と、
 第一話と違う意味での残念という言葉が重なったり、
 読んでいると、わたしも語りたくなるような書店を思い出すのです。
 
 田舎暮らしが長く書店を選べるような土地に住んだ時期は長く
 ないのです。
 京都に暮らした時は「三月書房」も通うというほど足を運ぶこともなく、
 しかし行ったらたっぷりの時間は過ごすのですが。
 名古屋ではもう名前も覚えていないような地下道の書店で、
 いまも大事に読み返す本とであったこともありました。
 しかしながら本はネットで購入するばかりになりましたことよ。
   

壁の落書き

20130509

1か月くらい前だったでしょうか。
ドラマの再放送で、すっかり壁に何か書くということに興味をもった子供たち。
和室の壁がそろそろ古くなってきて、貼り替えるかなにかしなくちゃと思っていたので、解放しました。
なぜか格言的(笑)のような言葉が好きな子供さんたち。
マンガ読んでも、「うん、これはいい言葉だ」と思ったらせっせとメモしているのですが、それを書いていました。

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