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2014.02.03

コラム

今日は子どもの受験の付添人。
近場だとひとりで行かせるのですが、
家から離れたところになり、前泊しての受験だったための付添です。

午前と午後あわせて4時間。
それはそれは静かな部屋です。
同じ部屋にいる大人はみな初めて会う人ばかりなのと、
いかんせん受験なので、気軽に会話する雰囲気でもなく、
携帯さわっているのは必要な時だけで、
どの人も黙々と本を読んでいました。

とはいえ、長い時間なので、
外に出た人もいて、
常時いたのは5人くらいでしょうか。
誰もが本にカバーをつけて読んでいました。
何を読んでいたのだろう。

隣の人は紀伊國屋のカバーをつけたハードカバー。
その隣の人は新書に、地元県のチェーン店のカバーがついてました。

わたしは『たいした問題じゃないが』を。カバーはなしで。
ガードナーのコラムにあった、
我々は不機嫌によって世の中を汚しているのだ。
「晴天ほどわが心を明るくするものなし」とキーツは述べた。
態度も天候と同じだ。陽気さは無駄な贅沢ではなく、健全な投資だった。
という箇所をノートに書き写して楽しんでました。

どのコラムもおかしみがあって、いい読書時間をもらえました。

さて、いい結果がついてきますように。

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コメント

dumptyさん

ごぶさたしています。
ご紹介くださった本、取り寄せて読んでみました。
「入学受験お伴の記」おもしろかったです。
なんとなく、そして恐れ多くも親近感をもってしまいました。

野上さんの場合はなにげに手持ちにした一冊だったのですね。

おかげさまで、同じ電報ならぬ、速達が学校経由で届きました。
春から寮生活。一緒に暮らす我が家の子どもたちが3人からいっきに1人になってしまいます。さみしいですが成長を祝さねば!

こんにちは、お久しぶりです。

受験の付添と聞いて、野上弥生子随筆集の中の「入学試験お伴の記」を思い出しました。
野上さんはさかなさんと違って本の選択を間違われてしまったようですが(笑)。

野上家に届いたような電報がさかなさんちにも届きますように!

空さん

自画自賛ですが(^^;
このコラムよかったです。

行方訳のモームもとても好きなんですが、
このコラムの訳もワンダフル!

あとで聞くと、子どもたちのお弁当タイムもそれは静かだったそうで、その静けさがまれだったろうと思いました。

私も久しぶりに「静けさ」を堪能した上に読書の楽しみつきで、なんだかとっても得した時間でした♪

ハナヒラクよう一緒にお祈りくださるとうれしいです(^-^)

さかなさんの選択は、さすが! 渋くて、じつにいいですねえ。
カバーなしでそんな文庫本を読んでいるさかなさんは、他の保護者の方たちの目にどう映ったのかしらん、なんて想像すると、カバーをかけた本、かけない本を読みながら我が子の受験時間を過ごす保護者の方たちが点在する室内の情景が、まるで味わい深い短編のように頭に浮かんできます(^^♪

花開きますよう!

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