光文社の古典新訳文庫も好きですが、
新潮社の新訳もおっかけてます。
小学生の時に読んだ『にんじん』の再読は37年くらい前??
とにかく母親のひどさが印象に残り、
なぜ、兄姉の2人ではなく、末っ子のにんじん一人だけを集中して優しくしないのか、
強烈な印象が残っていました。
今回再読のきっかけは、娘(中学1年)が担任の先生がもってきた本の一冊に『にんじん』がありおもしろそうなのに朝読で読み始めたこと。
実の母親のイジワルぶりにびっくりして、思わず会話が弾みました(苦笑)。
しかし再読して思ったのは文学としての完成度。
ラスト、心がぐらぐらと動きまくりました。
著者ルナールが生き延び、その記憶をもとにすばらしい作品を書かれたことにあらためて感じ入りました。
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