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2015.05.03

ノーニュークス

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昨日、家族4人で『No Nukes ヒロシマ ナガサキ フクシマ』(講談社)刊行記念
和合亮一さん(詩人)と学生たちのトークイベントを聞いてきました。

広島、長崎、福島の大学生も編集に加わってできた本。
トークは編集に関わった4人の方の話からはじまりました。

聞いていて思ったのは、福島は自分たちの「現在」なのだという再認識。
広島、長崎の学生たちは同時代の当事者ではなく、歴史の中のひとりとしての言葉。
強弱をつける意味ではなく、今とその前という時間差を感じたのです。

長い時間の中で言葉化されてきたものの重みを感じました。

4年前のことから、
いま、
そしてこれから。

本書は、フォトブックというつくりで、
見開きの写真の次に文章が掲載されています。

学生たちは編集だけでなく、文章も載せています。
和合さんの詩はもちろん、アーサー・ビナード氏らの文章も載っています。

巻末には核兵器と原子力発電の歴史を知る年表もあり、1896年のアンリ・ベクレルがウラン放射線を発見したところから、現在日本の原発は点検などですべて止まっていることが見開きにまとめられていて資料として読みごたえがあります。

原爆投下について、アメリカ、ロシア、中国、日本の高校教科書の一部も見開きで紹介されています。各国の記述も興味をひきます。


帰省していた高校生ボーズ君と家用と2冊。
息子もトークにはいろいろ感じたようで、本の感想をあとで聞かせてくれるようです。


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