図ると測る
高校生ボーズとおもしろいセミナーを受講しました。
地元大学の文化研究センターによる公開セミナー
「学校生活の質の向上をはかる」
集団づくりを通した学校生活の質の向上とその効果について、
基調講演と、出席者による意見交換を通して検討します。
という文言に惹かれての参加申込み。
寮生活を送っているボーズ君の話を聞くだに、
集団生活についていろいろ考えることが増えました。
それは彼も同じらしく、
即答でOK。
参加者の中でリアル高校生は彼ひとり。
また、教職じゃない大人も私ひとりだった感じ。
セミナータイトルの
「はかる」はあえてひらがな。
「図る」と「測る」の両方の側面から語っていただきました。
おもしろかったのは、「測る」の方。
QUシステムの第一人者の方が講師だったので、
参加者にもその診断システムを使わせていただき、
そこから読み取るものがぴったりなのに、
息子とふたりでなるほど!と。
「学校生活の質」とは、学校における、「生活と環境」、「他者との関係」、「自分について」の認識であり、学校生活が快適であるかどうかの基準となるもの。
それを測るために、領域毎の意欲をみていくのですが、
彼のように、集団生活に強いストレスをもっていても、
進路意識が強いと、おもしろい結果がでてくる。
残念なことに、
教師側からのアプローチがないと
生徒側から質の向上を高めるのは難しいこと。
けれど、
このセミナーに参加したことで、
ソーシャル・スキルはものすごく高められていることがわかったことは、
息子にとってよかったみたいです。
私にとっても、納得、安心できる要素がみえたのは、
大きな収穫でした。
学校での学びは生きていく力になる、
と仰る講師の先生の話には本当にそうだと思います。
しかしながら、生徒よりも教員の意識の改善が必要であることも事実。
帰宅して、娘にもQUテストを試したところ、
とてもがっかり、しかし納得の結果。
どの仕事もいまはいそがしくなっているのが現実。
でも、シンプルに愛情をもって生徒に対峙して欲しいと
切に願うばかりです。
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