11月28日の覚書、その3
「ただようまなびや」からもう1週間がたとうとしています。
ゆっくりと覚書の続きをば。
初日、新幹線の遅延ではじまりが15分遅れ、2時間目のレクチャーはまでの休憩時間で調整。
公共施設が会場だったので、飲食できるスペースがかなり限られています。
しかし、レクチャーの前に何かおなかに入れないと、ぐーと鳴りそう。
初めてくる場所だったので、買ったおにぎりを食べる場所探し。
うろうろしているうち、スタバの前で、村上春樹氏を見かけびっくり。
夢をみているのだろうかとぼうっとしているうちに見失い、
現実なのかよくわからなくなりました。
しかし現実に戻って、なんとかおにぎり1個食べて、レクチャーのある部屋に。
もう豊崎由美さんはいらしていて、前の席に座って開始時間を待ちます。
「小説の声に耳を澄ませてみる」
小説を読むことに何を求めるだろうか。
共感、癒やし。
豊崎さんは、ガツンとくること、わからないことに直面すること。
別のディスカッションで開沼博さんは叱ってくれる言葉を求めているかもしれないと語りました。
本の先には他者がいる。
本を読むことは想像力を働かせること。
価値観がゆさぶられる。
保坂和志さんの『遠い触覚』には、わからないことについて書いている。
わかる わからない
この2択ではない、わからないことの先を考えてみる。
小説それ自体の発している声を勝手にアレンジしない。
自分自身がまっさらな状態で読む。
予断を持たない。
ゆっくり深く読む。
言及した本。品切れになっているものが多いなあ。
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