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2017年7月

2017.07.29

盆栽

Img_7700_1

先日、盆栽のWSに参加しました。
つくるのかと思いましたが、

ビデオで盆栽の概要を知る
次に実際に松の木をみて、自然の形を観察
それから、実際に盆栽をつくる過程を観察

写真は枯れた松の木です。
枯れた松の木は幹の具合などをみるのに
とても適しているそうで、
確かにもう枯れているのだけれど、
枯れる前の力強さは枝だけになっても残っている様に思えました。

盆栽ではあえて枯れた枝のようにみせるものをつくります。
神(じん)というそうです。

幹、枝、眺めていると見飽きませんでした。
自分の眼がすっかり盆栽眼(?)になり、
このWS以降、松をみると盆栽としてみるようになってきました。

意識が変わったのですね。
おもしろいです。






2017.07.17

唐詩和訓

特集が「詩のあるところ」なんて、すてきすぎます。

イチオシは訳・解説されている横山悠太さんの「唐詩和訓」

横山悠太さんも不勉強ながらこの雑誌で初めて知った次第。
小説家で現在は北京在住。

「日本人は漢詩を読むとき、それを書き下して読んできました」
そう、その通り。

横山さんは、今までの書き下しとは少し趣向の異なる訳し方をされています。それを「和訓」と称しているのです。

五言詩であればニと三の間、
七言詩であれば四と三の間で意味が切れるので、
それらを二字と三字、或いは四字と三字の一まとまりの漢語とみなし、それぞれに七音の和語(わかりやすい日本語)をルビのように当て、それを詩の意味が徹ように全体を整えています。

大修館書店のWEB国語教室横山さん自身が上記記の説明がされています。

この和訓がすばらしくよいのです。
雑誌では韓愈の5首が紹介されていますが、その1首の和訓部分を書き出してみます。

いけはみそらの あおさをうつし
みずをそそげば なみもうまれる
よがふけつきの かくれるころに
いけにゆらめく ほしをのぞく

漢詩ってよいなと思う和訓ではないですか。

ぜひこれで一冊の本を編んでほしいものです。


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