奥会津の周り方に行ってきた
ひとりで車を1時間近く走らせて(雨の中)行ってきました。「奥会津の周り方」
文化の泉を掘る~三島町れきし文化基本構想について
という堅苦しいタイトルから雄象できないくらい、興味深いものでした。
なんといっても、ファンである赤坂憲雄さんと三島の矢澤町長さんとの対談。
赤坂さんはいつも深く優しく、福島を会津を語られる。
震災以降、ずっと心を寄せてくださるのが伝わってきて、力をもらえます。
それにしても、行政はいろんなことをしているのだなあと思いました。
文化について、行政もこんなに考えているんだという内容。
いつか、対談内容もまとまった形になると思うので詳細はそちらで。
ふるさとの作り方という内容でもあった話は、
文化の継承をすることで、子どもたちにふるさとを刻ませることでもあるという。
あんなことがあった、こんなことがあった。
子ども時代の10年は、大人の10年と時間の重みが違う。
もう子ども時代に住んだ土地よりも、
いま住んでいる土地の方が長くなっても、
自分のふるさとは、生まれたあそこなんだという感覚がある。
最近読んだばかりの『アコーディオン弾きの息子』もふるさとの話。
失われつつあったバスク地方での時間を書き記す作家とアメリカで死んだ幼なじみ。自分の妻にも読めないバスク語で回想録を書く気持ちを想像する。
ふるさとを書くのに母語を選んだのか。
いま読みかけている『パチンコ』の献辞にもふるさとの文字が。
おもしろいなあ。
ふるさとについていろいろシンクロしています。
帰りにみた川霧がとてもきれいだった。
最近のコメント