雑誌

2019.01.03

本の雑誌!



1月号より海外文学の新刊めったくたガイドの連載をさせていただくことになりました!
版元では2年連続完売の1月号。
店頭で見かけたらみてみてくださいませ。

2018.02.19

murren vol.22 岩波少年文庫

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2007年から刊行されている雑誌「murren ミューレン」
最新号のVol.22の特集は「岩波少年文庫」

岩波児童書編集長の愛宕さんのインタビューも掲載されていると知り、買わねばと心がはやりました。

『石井桃子のことば』と併せてご覧くださいと書かれていたので、画像は2冊をパチリ。

特集の少年文庫はとってもディープで、正直おどろきました。
知らない本がいっぱいです。

冒険の世界で紹介されている本は1冊も知りませんでした。
読んでみたい~~

岩波少年文庫のあゆみでは、装丁の移り変わりがカラーで掲載。
最近、第3期の装丁のものを数冊ゆずってもらったので、じっくり読まなくては。

『石井桃子のことば』(新潮とんぼの本)の著者のひとりである、ミューレンの編集・発行人の若菜さん。この本にも掲載されている、石井桃子さんのインタビュー「岩波少年文庫」創刊のころ(抄)も再掲されています。

期待以上に充実した内容。

岩波少年文庫好きな大人にはたまりません。

ちょっとマネして自分の10選を考えてみはじめたのですが、なかなかしぼれないので、とりえあえず5選!(笑)

1、『おとうさんとぼく』 全2冊 e.o.プラウエン作


2、『お話を運んだ馬』 アイザック・B・シンガー/工藤幸雄訳


3、『太陽の東、月の西』 アスビョルセン選/佐藤俊彦 訳


4、『キュリー夫人』 エリナー・ドーリィ/光吉夏弥訳


5、『ガラガラヘビの味』 アーサー・ビナード・木坂涼 編・訳


2017.11.19

雑誌「Rice」日本酒に乾杯

Kindleには、読み放題(有料)もあるが、
アマゾンプライムに入っているとプライム特典として
無料で読めるものがある。
雑誌では、「Casa Brutus カーサブルータス」もいまのところ、最新号も無料で読める。

ただし、雑誌をKindleで読むのは、アマゾンFireをもってしても、iPadでも、決して読みやすくはない。テキストの小説だとKindleは読みやすいが、雑誌の文章は拡大しないと読めない。

それでも、この号は熟読してしまった。

日本酒について GEM by MOTO(ジェム バイ モト)の店長千葉さんがキュレーターとして特集担当をしており、この特集が読みごたえあるので。
会津のお酒もけっこうとりあげられているのもうれしいところ。

特に口内調味を意識した日本酒の提案というのにそそられた。

ワインは料理に合わせてというのはよく聞くし、
日本酒もつまみに合うというのは聞くように思っていたが

そんな日本酒と料理の組み合わせ、実際に食べてみたいと思った。

次に上京するときはここに行きたいな。


2016.03.21

あみもの

ついふらっとなんとか支援で
毛糸玉を購入。

感じのいい女性が丁寧にすすめているのに、
久しぶりの編み物はよいかもと思ったのです。

ところが、届いたものは、
初級者向けではなく、
さっぱりわからないちんぷんかんぷんのつくりかた
の紙いちまいとすてきな毛糸玉2つ。

主宰者FBやブログ、動画をみて、少しすすめたものの、
休日も何かと用事が入り、
ようやく編み目をつくり

すこしは編んだのだけど、
数段編むとまちがいに気づき、
ほどいてまたやりなおし。

結局、来年の冬につくることになりそうです。

編み目づくりなんて、
子どもの時以来。

でもって、子どもの時も飽きてきたら母親に丸投げしていたので、
自分の力がついていなかったことにあらためて。

それでも、無心になって編む楽しさを思い出しました。

と思っているときに、
友人のツイートで、
こちらのジンを知ったのです。

0167a622ab0959f1895761431b09bd0f58c
イワフチメグミさんによる
泣きたい日のがんばりかた 9
「Kinitting is Amazing」
編み物にまつわる話が
適度な温度の文章で書かれています。

編み物がうまくすすんでいなかったけれど、
まあいいやと思っていたタイミングだったので、
すぐ購入。

地方にいても、ジンも簡単に入手できる便利さよ。

http://lilmag.org/

こちらのサイトから購入。
支払いもいろいろ選べておもしろいです。
私は記念切手で交渉しました。

好きなものをつきつめていく人のアンテナは
広く深い。

毛玉まで楽しむというのは納得。

毛玉のでないセーターもないのだから。

ということで、
すみからすみまで、おもしろく読みました。



2015.12.01

みすず 二〇一五年十一月号より

大井玄氏による
 老年は海図のない海4 地域ケアの手を読む。

 ひとは誰しもが、それぞれの物語の醸し出す意味の網をつむぎ、その「意味の世界」に住んでいる。それは認知能力低下の有無にかかわらない。
(中略)
 「意味の世界」に入るには、普通、なにかのパスワードを必要とする。それは民謡や子供のの時になじんだ歌だったり、趣味の俳句や和歌だったりする。いずれにせよ、本人が気持ちよく、誇らしく、うれしく感じるようになる言葉であり、文言であり、メロディである。それが見つかると、時として劇的な反応が現れる。
(中略)

 認知症高齢者と向き合うには、本人の住んでいる「意味の世界」を推察し、そこに一緒に住む覚悟が要求される時がある。本人がどのような人生の戦いで傷を負ってきたかを知り、その傷の痛みから気をそらしてあげる思いやりは、戦場に設けられた野戦病院で、負傷してきた兵士に応急措置を行うのにも似ている。しかし、老齢の負傷兵には、完全回復の見込みはもうないのが、手傷を負った若者とは、違うのである。

以上、引用。

2014.07.31

ひさしぶりの

「図書」最新号8月で、
ノーマ・フィールドさんと心理臨床家の横湯園子さんの対談が掲載されています。

2013.10.25

本と本屋とわたしの話5

刊行を楽しみにしている冊子のひとつが
「本と本屋とわたしの話」の5冊目が届きました。
ピンクの空気が感じられる装幀の表紙、すてきです。

今回は海文堂書店の「Cahie(海会 カイエ)」の最終号も付録のように同封されていました。
感謝。

「ひつじ書房」は行ったことはないのですが、長年名前だけは知っている児童書専門店。
わたしにとっての思い出の児童書専門店はもういまはない「太陽の子」です。
灰谷健次郎さんの作品からとられたそのお店に高校生のわたしはいりびたっていた時があります。お店番をさせてもらい、そのバイト代をもらったらまたすべて本を買ってました。

別のアルバイトで得たお金も、大半がこのお店で本となりました。
大きな丸いテーブルにはやさしいおばさんがいて、
話をよく聞いてくれる人がいて、
読書会もしたことがありました。

なつかしいです。

「本と本屋とわたしの話」はいつもこうして、自分の中の本について奥にあった気持ちをひっぱりだしてくれます。

執筆者のおひとりは、大阪文の里の居留守文庫さんに委託の棚をつくられたそう。
ぐぐってみると、なんてすてきな空間!

いつかの楽しみがひとつふえました。




2013.02.13

科学

岩波書店から出ている「科学」は地元のリアル書店では購入できないので、いつも取り寄せ。

e-Honでも、セブンネットでも取り寄せできます。リンク先は品切れですが、まだ流通していますので、ネット書店で充分購入可能です。

今回の特集「豊かさを問い直す」も含め、読みごたえある内容でおすすめ。5mmくらいの薄い雑誌でお値段1400円。

2013.01.27

どうなのだろう

「石井桃子と戦争」長編評伝、前後編読みました。
力作だと思うのですが、ひとつだけ解せないところがあります。
アルス社から出た「日本児童文庫」についてふれているところです。同時期に菊池寛が出した「小学生全集」と比較されることがよくあるのですが、北原白秋監修で出たこのアルスの「日本児童文庫」を筆者は実際に読んだうえで書いたのでしょうか。そうは思えないのです。石井氏が関わられた、この全集の後に出た「日本少国民文庫」との比較でこちらがより優れているという読み方ができる箇所でもあるのですが、アルスの「日本児童文庫」は決して「文章も書き手も吟味されずに巻数を膨らませて量産された」ものではないと、実際に7冊ほど読んでいるひとりとして思うのです。

2012.10.14

本と本屋とわたしの話のつづきの3

「本と本屋とわたしの話」という本の小さな冊子、3号が届きました。ありがとうございます。表紙、本に赤とんぼがとまっています。秋ですね。

1と2と同じように、書かれている方々の本への愛情たっぷりな文章を読んでいると、滋養あふれるごはんを食べた満足感が得られます。
先日、読書感想文のコンクールで一次審査をさせていただきました。子どもたちの息づかいが聞こえるような感想文を読むことでずいぶん元気をもらいました。それと同時に、昨年から読ませていただいているのですが、時に指導者の姿、もしくは参考にしている感想文の書き方テンプレートがすけてみえるときがあります。そうなると、どうしても似たような文章になってしまう、しかし、自分の文章になるまでの通り道でもあるのでしょう。
さて、自分の文章をもっている「本と本屋とわたしの話」は、とてもリラックスして読めました。
第一話では毎週のようにいろいろな童話を買ってきてくれたお父様のお話。
第二話では自分の本棚の履歴のようなお話。
第三話はまんがです。波屋書房のお話。
第四話は「店の内と外との境目が希薄な古書店」と思った古書店のお話。

ああ、いいもの読んだとうれしくなりました。

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